君からの手紙


 初めて誰かから手紙をもらったのは、いつだったか、覚えていますか?
 年賀状でも、暑中見舞いでも、自分宛ての郵便って、うれしいですよね。

 僕なんか、家に帰って郵便が届いてなかったり、DMだけだったりすると、ガッカリします。
 
 いまでこそ、インターネットが普及して、メールを書く機会が多くなっていますが、手書き
の手紙(あるいは葉書)って、やっぱり特別な気がします。

 メールの良いところは、やっぱり送るのが簡単ということと早さでしょう。
 経済的にも、毎回80円かかる郵便よりは、まぁ安いですしね。
 それと、なかなか会えない人とも、手軽に連絡がとれるということ。これは大きいですね。
 同窓会や街でバッタリ会った昔の友人と、メールを通じて関係が復活するっていうことも、
結構ありますし。
 だから、実務的なツールとして、メールが普及するのは当然だと思います。

 では、なぜ手紙や葉書が好きなのか。
 これはもう、感覚的なものなのですが、まずほとんどの場合、手書きであるということ。
 メールだと、書き間違えたりしても簡単に消せますが、手書きではそうはいきません。
 間違えたところが黒く塗ってあって、「ゴメ〜ン!」とちっちゃく書いてあったり、はじっこ
に絵が描いてあったり、「追伸」がいくつも書いてあったり・・・・・。
 そういうのが大好きなんですよねぇ。(^^)
 ちょっと変わった切手が貼ってあったりした時、こっちも負けじと珍しい切手をタバコ屋の
おばちゃんに頼んで探してもらったりしたなぁ。


 僕は結構、中学校時代からいろんな人と手紙のやりとりをしていました。
 転校してしまった友達。石川県の同い年の女の子。千葉県の10歳くらい年上の女性。
 それに、“妹”あゆ。 高校でも、甲子園への夢を託した友人などなど。
 友人のMasamichiがアメリカに居たときは、彼ともエア・メールを。

 毎日のように誰かから手紙が届く、という日々が続いていて、楽しかったですね。
 いまでも、ほとんど全部の手紙を保管していますが、時々その中の一通を抜き出して読んで
みたりしています。
 悩みを相談していたり、逆に相談されたり、そんな風にして、少しずつ築いていく人間関係
というのも、とても素敵な気がします。
 こっちが手紙を出しても、相手に届くのに2〜3日。相手がすぐに返事を書いて投函してく
れたとしても、返事をもらうのに、どうやっても1週間くらいはかかるわけです。
 毎日毎日ポストを覗いては、ため息をついたり喜んだりしていました。
 
 
 郵便で届く手紙以外にも、友達同士で交換したりする手紙もありましたね。
 授業中にルーズリーフに書いたものを器用に折りたたんだやつとか、ポストイットタイプの
小さな便箋とか。
 さすがにこれは、男より女の子の方が圧倒的に多かったですけどね。(当たり前か・・・)
 付き合っている彼氏のこととか、進路のこととか、結構いろんな人の相談相手になっていた
ので、頼りにされるのはうれしかったけど、ちょっと精神的にしんどかった時期もあったなぁ。
 でも、いろんな人の悩みを聞くことで、自分なりに(人生の)勉強になった部分もあったし、
いい経験になってるなぁ・・・と、いまでは思います。

 実は、最近、「手紙を書いていないなぁ・・・」と思ったんです。
 
 ついつい、便利なメールに頼りがちで、筆無精になってしまったなぁ・・・と。

 また少しずつ、時間を作って書いてみようっと。
 あの子はどうしてるかな? あいつは元気かな?  皆さんも、どうですか?(^^)


 手紙を書くときには、森高千里の
「休みの午後」をBGMにしたりして。

   
♪休みの午後 ひさしぶりに 手紙でも書いてみようかな
    昨日あの娘から届いた ハガキの返事を書こう・・・・・

 

  
 

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