<旅の報告 その17>
道中記 パート17 (完)
「時代屋 武ちゃんの安来節全国放浪の旅」
どじょうすくい全国修行の一人旅・・・旅日記
<→香川・・・島根>
10月21日(金) 四国を跡に・・・
田原様のお宅で7時前に起床、朝食を戴き、奥様に武ちゃん号の助手席に乗っていただき、介護老人保健施設「桃源苑」を訪問する。施設には立派な舞台があり大勢の皆さん方を前に、45分間、出し物のフルコースを披露させて頂き、皆さんと一緒に楽しいひとときをもつことができた。昨夜も田原様宅に見に来てもらった近所の方も四人応援に来ていただいた。この舞台が全国修行の一人旅最後の公演だと思うとなんだか卒業式みたいな気分になり、少しセンチメンタルな気持ちになってしまった(笑)。
最後の公演も無事に終了、田原様宅に戻ると、ご主人と奥様の三人で温泉「鬼ケ岩屋温泉」に連れていただき、長い旅の汗と疲れを洗い流すことができた。あ、そうだ!温泉に行く前に、名物・讃岐うどんのお店に案内され、ぶっかけうどんと云うものを戴いたが、とても美味しかった。
その後、琴平・金比羅さんに連れて行ってもらった。長い階段を登り、有名な金比羅さんを初めてお参りをした。お賽銭を入れて、「肩の痛みも治まり、最後の公演も無事に消化でき、長い期間の修行一人旅が完了できたこと」を、心からお礼を述べてお祈りした。

旅公演、最後の舞台となった香川県丸亀市・老人保健施設「桃源苑」さま・左の貴婦人は大変お世話になった田原ご婦人 金比羅さんにも案内していただいた・・・♪
お家に戻ると、またまた豪華なご馳走を前に田原ご夫妻とご子息ご夫婦、子供さん二人の七名で夕食を頂戴した。ご子息とは夜遅くまで飲み明かして、ちょっとご迷惑をかけたみたい・・・。
10月22日(土)
8時に目が覚め、美味しい心のこもった朝食を戴いた後、10時前、皆さん方にお礼を述べて田原様宅を出発。ご子息に途中の郵便局まで先導して頂き、坂出から有料自動車道、瀬戸大橋・岡山自動車道・中国自動車道・米子自動車道を通り、米子・安来市に入る。足立美術館のそばにある、どじょうすくい体験道場「安来節屋」・家元のお宅に挨拶をして、隣の旅館「さぎの湯荘」に行って泊まることにする。
旅館でチェックインを済ませ、カメラ店でフィルム現像焼き増しを頼んで、床屋さんに入り丸坊主の頭を、さらに短く散発してもらった。旅館に戻ると共同通信社の記者・井沢氏から電話があり、『これから旅館まで旅が完了した件について取材に行きたいが?』と言われた。OKと返事をして、旅館でしばらく取材を受けた。
今夜はゆっくり一人で旅館の温泉につかり、のんびりして身体に休養を与えようと思う。肩の痛みも治まったようだ、だが大阪に帰ったら一度ゆっくり診てもらいに行く予定だ。
10月23日(日)
旅館「さぎの湯荘」で朝風呂に入って8時に朝食を摂り、10時頃までのんびり過ごした。旅館をチェックアウトしたが、今日は予定がない。夕方には家元のお宅でお世話になる予定だが、さてこれから一日どう過ごそうか?と頭をひねる。
先ず、昨日頼んでいたカメラ店に寄り写真を受け取って、道の駅「富田城公園」に行き付近を散策することに決めた。公園は落ち着いた雰囲気があり、安来市には何度も来ているが、ここは初めだ。道の駅には外に水道があったので、今回の旅で大変仲良しになった愛車・武ちゃん号を洗車して奇麗な姿に化粧をする、洗車をするのは初めてのことだ。その後、日帰り温泉施設「夢ランドしらさぎ」に行き、のんびりと温泉の風呂に入り、ロビーでぼ〜としながら時間が経過するの待つ・・・?。夢ランドしらさぎの駐車場で待機していると家元から電話があり、『今、安来節師範の研修会が終わって帰宅したので、家に来るように・・』と言われたので、家元のお家に直行する。
明日の安来市役所前で開催していただく、旅の報告会セレモニーの打ち合わせや、夕方から開いていただく凱旋セレモニー歓迎会の打ち合わせをする。家元宅で宿泊させていただくのは初めてで大変緊張していたが、豪華な食事やお酒を頂戴したので床についたら、直ぐに寝てしまったみたいだ。

安来市のシンボル人気キャラクター・大きな「アラエッサ君」が「時代屋 武ちゃん」を旅の報告会で、迎えてくれました・・・♪
10月24日(月) 「旅の凱旋・報告」
今朝は家元のお家なので、やや緊張していたのか早い時刻に目が覚めた。一階に下りて朝の挨拶、朝ご飯を戴いたあと二階の道場で休憩をさせてもらう。
11時、地元の門下生・伊藤氏がやってきて、小生と二人で家元からレッスンを受ける。普段は温厚でユーモアな家元だが、いざレッスンとなると真剣そのもの、急に厳しくなる。緊張のレッスンが終わったころ、大阪から明日のイベント応援のため教室仲間の嶋田氏が来てくれた。又、間もなく母校の近大梅友会大阪府支部の上竹先輩・松岡先輩・瀬戸川先輩の三人もご到着。「時代屋 武ちゃん」も心丈夫になってヤル気がでてくる(笑)。
やがて家元や応援の皆さん方と、今夜の宴会「安来節保存会・一宇川流・菊池武正の全国どじょうすくいの旅凱旋・歓迎会」準備と打ち合わせの為、旅館「さぎの湯荘」へ行く。舞台や客席の配置などを、家元と大阪からの応援舞台で仕切っていただく。武ちゃんは蚊帳の外・・・(笑)。
15時、皆さん方と途中まで同行、安来市役所の少し手前で武ちゃんだけを残して皆さん方は市役所へ向かう。武ちゃんは、電話で合図があったら市役所前に『ただいま、帰ってまいりました〜!』と、武ちゃん号で走り込む予定だ(笑)。
打ち合わせ通り16時半になっても家元から電話がない、こちらから電話をすると『まだまだ、もうちょっと待て!』との指示。10分経過・・・家元から連絡あり、ようやくゴーサイン。信号を右に曲がろうとするが、信号が中々変わらない、イライラ・・。ようやく国道に入り市役所前に着くと、チンドン屋姿の嶋田氏がカネ・太鼓をならしてムードを盛んに盛り上げている。ありがたいことだ。後で聞いたことだが、セレモニー開始の予定時刻16時30分には、大勢の皆さん方に集まって頂いているので、「実は、交通の渋滞により、肝心の武ちゃんの到着が遅れております!」と、マイクで放送され、皆さんはザワザワとなっていたそうだ・・・本当は、市長様が公務の会議が長引いてご出席が遅れたのであった・・・(笑)。
セレモニーは田中安来節保存会事務局長の司会でスタート、一宇川流家元の挨拶、島田二郎安来市長の挨拶、武ちゃんのお礼と報告の挨拶となる。そして、このセレモニーのメーンイベント、安来市長さんから武ちゃんへ「安来節を通じて安来市の宣伝も大いにやってくれた」との事で感謝状を戴いた。また、副賞にアラエッサ君の人形と刃物を頂戴した。マスコミもテレビ局・新聞社が15社ほど取材に来ていただき、セレモニーの後もしばらくインタビューが続いた。

安来市長・島田二郎様より感謝状をいただく・・・! 感謝状を手に、テレビ局・新聞社の取材を受ける武ちゃん・・・♪
ようやく市役所前でのセレモニーから開放されると、次のイベント会場、旅館「やぎの湯荘」へ向かう。
夜の旅凱旋・歓迎会では、家元さんは勿論のことだが、安来節保存会や市幹部職員、地元名士の方々など23名にご出席いただき、大宴会となる。
一宇川流家元の挨拶が済むと、田中安来節保存会事務局長の挨拶と感謝状を再度戴く。そして、驚いたことに。一宇川流家元から、思ってもいなかった「一宇川 武正」の芸名を頂いた。これには武ちゃんもビックリ仰天するやら、ありがたいやら・・・。その場は一時、突然の武ちゃん「襲名披露」の場面となった。

全国どじょうすくいの旅・凱旋歓迎会では旅の成果をみてもらった・・・♪♪♪ 安来市長さまから感謝状と、一宇川流家元(写真右)から「一宇川 武正」の芸名を戴き感無量の歓迎会だった
その後。旅の成果を見てもらう為、家元の太鼓、渡部大師範の唄、松崎師範の三味線伴奏で、「どじょうすくい」を披露させていただいた。出発前より、少しはうまくなって踊れたのかな〜
その後は大阪から応援に駆けつけてくれた嶋田氏の独壇場となり、腹踊り・マジック・お色気踊りなど多彩な芸で、場内を盛り上げてくれた。最後に武ちゃんが、かくし芸として「寅さん口上」と「バナナの叩き売り口上」を披露して宴会は終了、二次会にスナック「あみ」へと場所を移す。
これで、安来節保存会々長である安来市長と一宇川流家元に、どじょうすくい踊り修行の一人旅を無事に終了したことの報告をすることができました。無事にゴールできたのは、大勢の皆さん方が旅の出発前、出発の途中に、そしてメールやインターネットで、有り難い激励・応援をいただいたからこそ、と感謝の念でいっぱいです。後日、安来節保存会本部道場からも感謝状を頂戴することになりましたが、その時の挨拶の中で、『激励や応援、ご支援いただいた皆さん方に恩返しするには、先ずは、無事に旅をゴールすることだと思って、安全運転第一に努めました』と述べています。
皆さま、誠にありがとうございました。この旅の成果を糧に、これからも一つ一つ精進してまいります。これからもご指導の程、宜しくお願い申し上げます。