旅の報告  其の5>             

道中記 パート5

「時代屋 武ちゃんの安来節全国放浪の旅」
どじょうすくい全国修行の一人旅・・・・・旅日記
      

                                                                     <→・新潟・茨城・千葉・埼玉→>
8月6日(土)

 今日は三条市内で二箇所の公演だ、8時過ぎに石田屋旅館を出発、三条市鍛冶道場に向かう。到着すると三条市主催の「道具まつり」のイベント行事が開催され、開会前のミーティング中だった。まもなく市役所の小林係長さんが出迎えていただき、高橋市長さんに紹介していただく。三条市と安来市は姉妹提携都市の関係にあり、市長さんと面会、色々と三条市のことや安来市・安来節及び旅のこと等お話をさせていただいた。道具まつりは第一回目だそうで、地元の小学生も30名ほどが参加、鍛冶道場で道具作りの体験などもしている。小生の野外公演はイベント広場の中央に武ちゃん号を横付けして12時開始と伺う。11時半から準備に着手、12時過ぎ、地元の小学生や地元の皆さん、そして高橋市長さんもご臨席を前に、大道芸&どじょうすくい踊りを披露させていただき、舞台環境は文句なしの晴れ舞台だった。演技が済んだあとの体験講座では、女性職員の方二名に出ていただき、どじょうすくい踊りの練習になると、またまた拍手が沸き起こり大いに盛り上がった。サイン帳に市長さんと鍛冶道場館長さんに署名をしてもらったあと、商工会議所に行き、次の公演場所、三条市まつりの四日町会場「日吉神社」まで桑原課長さんの先導で行く。

 
   小学校の皆さんを前に、武ちゃんの演技に力がはいる・・・           炎天下の野外公演は、地面に水をまいても直ぐに湯気が出て乾いてしまうほどの高熱に、さすがの武ちゃん、草履を履いて踊った・・・(笑)

  
     お客さん参加のパフォーマンス「唄芸・剣玉売り」より                                             どじょうすくい体験コーナーに特別出演のお二人さん・・・・・”うまいよう〜♪”

日吉神社付近の地域は昨年7月の洪水被害で、水害が一番ひどかった地域と伺う。水害のあと、この一年間苦労されてきた地域の皆さん方を元気つけようと、市を挙げてのイベントだそうで、日吉神社に着くと既に夜店は賑わっている。境内のあちこちには「安来節・時代屋武ちゃん 来る!」・「18:30から時代屋武ちゃんのアトラクション、どじょうすくいがあります、ご期待!」のポスターが貼ってあり、いやがうえにも気が引き締まる・・・(笑)。

昨年の今日は、地域の皆さん方は祭りどころではなく大変な時期だったと聞いていたので舞台の冒頭『昨年は、四日町商店街及び地域の皆さん方、大変な水害でご苦労が多かった事とお聞きしております。今宵は少しでも楽しいひとときを過ごしていただければ幸いです!』と挨拶して演技を始めた。五本締めからバナナの叩き売り口上、剣玉売り、皿回し、南京玉すだれ、どじょうすくいを見てもらったが、持ち時間30分間の予定が10分間超過してしまった・・・。

 
                                           武ちゃんは、 神社の本堂で、大勢の皆さん方を前にたっぷりと演技をさせていただきました・・・♪、

公演が終わった頃から雨が降り出し、お祭りにこられている方々もお気の毒にと思いながら、皆さんにお礼を述べて境内を後に、次の目的地に向かう。明日は茨城県筑波山で「ガマまつり」が開催されるので、見学に行く予定だ。

雨がひどく降ってきて、高速道路に行くまでの道程が大変だろうなあ、と思っていたら、イベントでお世話になった商工会議所の桑原課長さんが高速道路のインターチェンジまで先導してくださった。心細く思っていたので、非常にありがたく感謝感激だった。”桑原課長さま、ありがとうございました・・・!

明朝8時頃までに茨城県筑波山に行きたいので、今夜は睡眠無しで高速運転だ、パーキングエリアがあるたびに休憩、水で顔を洗い、缶コーヒーで睡魔を払いながら真剣に運転する。今回の旅で、一大冒険だな〜と我ながら呆れる始末なり。

8月7日(日)

 新潟から徹夜の長距離ドライブ、早朝5時ようやく筑波山ガマ口上保存会の、がま園に無事到着することができた。我ながら無事故・無事を感謝する。がま園で少し仮眠したあと、ダイヤモンドホテルに行くとガマ口上保存会指導部長の稲葉先生がおられたので、本日の「がま祭り」のスケジュールを伺って、メーン会場に向かった。

メーン会場近くの駐車場で武ちゃん号を休ませていると。先日お世話になったばかりの口上師・つくば峯龍先生(綾部氏)が車でご到着、連れられて保存会々員の皆さん方が集まる場所に案内していただき、保存会の皆さん方のお話を聞かしていただく。幹部の方から、本日のがま祭りでの野外公演について説明がなされたあと,ご出席の皆さんは舞台衣装に着替えるところを拝見。それぞれ思い思いの衣装で個性があり興味深く眺めた。カツラを着用するのかな?と思っていたが、そんな人はいなく普段の頭に鉢巻をするだけのようだ。その鉢巻の色は白・赤・黒と決まっていないようだ。足元は高下駄の人もいるが、雪駄の人が多いようだ。また女性の方も幾人かおられた。

 10時半から筑波神社で厳かな儀式が行われたあと、第十九代名人・永井兵助(旅館・江戸屋の女将さん、吉岡氏)がガマ口上を奉納された。さすがに落ち着いた素晴らしい演技で、新潟から深夜の長距離ドライブをしてきた甲斐があったと微笑む。たっぷりと見学させてもらった。

  
    神主さまの厳かなご祈祷からはじまる、左側にあるのが「ガマさま」のお神輿                ”さあ!打って切れない、叩いて切れない、押しても切れない、引いても絶対に切れない・・・”第十九代・名人 永井兵助師による奉納・がま口上                                      

その後、神社境内や階段下の広場、道路端などの四箇所が野外公演場所に指定され、保存会々員の皆さん方は其の場所を分担、交代をしながら順番に一人ずつ公演をしていくルールだ!保存会のガマ口上は派手さはないが古典的な口上だ。基本的には同じ口上でも演者によって少しずつ変化があり、また、演者の演技によって、通行人の立ち止まって見る観衆の多い少ないがはっきりするのが分かり厳しく感じた。
 今回のまつりでは16名程の参加であったが、8名の方々の演技を見学させて頂き、とても真似はできないけれども大変参考になった。お昼になると弁当運びを手伝って、皆さん方と一緒にお弁当を頂戴した。

 
  ”サア〜サア〜お立ち会い!御用とお急ぎでなかったら、ゆっくりと聞いておいで・・・”             ”遠出山越え笠のうち、聞かざるときは物の出方・善悪・黒白がトント分からない・・・”

昼食が終わった後、まつり実行委員長でもある稲葉先生から、『貴方も正規の保存会々員だから、この場所で、全国を廻って公演している「どじょうすくい踊り&大道芸」をやりなさい!』と言ってもらい、駐車場まで衣装・道具を取りに行って、野外公演をさせていただいた。大勢の皆さんが珍しいと云う事で立ち止まって、また地元のテレビ局からも取材があった。

5時過ぎに、がま祭りもクライマックスを向かえ、保存会々員の皆さん方は本部・がま園に集まり、打ち上げ・反省会が行われた。まだ何一つできない時代屋武ちゃんではあるが、会費を納めている会員の端くれと云うことで一緒に参加させていただいた(笑)。

打ち上げも終り散会後、メル友で保存会の綾部先生と静岡から来演の宮下氏の三人で近くの旅籠・ユースホステルに当宿することになり、遅くまでビールを飲みながら親交を暖めたことは言うまでもない、か?やはり同じ趣味を持つ者同志で一杯やるのはいいなあ、時間の経つのが早い。

8月8日(月)

 地元の綾部氏、今日は仕事と云うことで朝4時にユースホステルを出発されたので、朝食は静岡の宮下氏と二人で済ませ、9時過ぎ、ガマ口上保存会本部・がま園に水谷会長さんを訪ねる。

宮下氏が、小生の「南京玉すだれ&どじょうすくい踊り」を昨日見ることができなかったので、ここで見せてもらえないか?と提案されたので車から道具を運び出し、がま公園のお立ち台(舞台)でフルコースを演じることになった。平日の午前中だ、お客さんは一人、会長さんを入れて二人だった(爆)。小生の演技が終わったあと、宮下氏がお返しにと、ガマ口上を演じてもらい拝見する。静岡では犬の訓練をしておられる御仁とか、背が高くて声が大きく、あごひげがあり、迫力のある演技で、とても勉強になった。あとで、水谷会長さんからガマ口上を習得するためについてのアドバイスを色々と受け、来年のがま祭りには演技者として参加したい旨を申し上げて、がま園を跡にする(笑)。

  
        筑波山・がま園にある「ガマさま」のお姿が奉ってありました・・・          静岡から来演の宮下師による「ガマ口上」の熱演

宮下氏をバスターミナルまで送ったあと、車内で地図を見ながら埼玉県に行く予定を千葉県に変更、銚子方面に向かう。あちこちで道順を聞きながら千葉県・銚子の犬吠埼にたどり着く。犬吠埼の景観を眺めながら、ここのところハードスケジュールが続いてお疲れモードなので、灯台近くに民宿はなかと探していると地元の奥さんに出会い、教えてもらって民宿に泊ることにした。時間が遅いので夕食は用意できないと言われた。別れ際にガマ口上保存会々長さんに戴いたお酒とビールで一人酒盛りだ、風呂上りの一杯は実に旨い。

8月9日(火)

 民宿「犬吠崎」で、7時半に起こされて朝食を済ませる。

9時過ぎ、民宿で舞台衣装に着替えて犬吠崎灯台に向かう。傍のお店にちょっと声をかけ、愛車・武ちゃん号の横に幟を立てて写真撮影をしていると『演技はしないのか?』と声がかかった。待ってました、とばかりに『では、これから30分ほどやりますので見てくださいネ!』と言って野外公演を開始。終わったあと、その人に記念写真を撮ってもらい、銚子を後にして埼玉県に向かってドライブ。

  

                              千葉県・銚子市・・・犬吠埼灯台での野外公演でござりまする・・・♪♪♪

埼玉県の行き先は飯能市、埼玉県と言っても関東・首都圏のため、道路網がすこぶる細かい。複雑だ!(汗)。ウロウロ運転しながら、ようやく飯能市にたどり着く。6時過ぎ、茨城県高萩市で知り合った源八郎さん(櫻井氏)に紹介してもらった魚福商店(小久保社長)に電話をかけてみる。突然の電話に『源八郎さんから話は聞いているが?』と、戸惑ったご様子・・・。先ずは会ってから、と云うことになり道順を聞いてお店に伺う。自己紹介のあと旅の目的、公演訪問できそうな施設などを紹介していただけないでしょうか、相談する。急に明日と明後日に公演場所と言っても、先方はご迷惑そうだったが、それでもアチコチに電話で打診していただいたが直ぐには決まらない。又、明日に電話をさせていただくことにして、お店を出る。

                                                                                                                            



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