《手紙》

綾人はあまり何も考えずにケモノミチを通った。

自宅の誰もいないマンションに着いて一息吐いた後、

ベッドに座り、カバンから図書室から借りた本を取り出した。

「・・・・人間失格・・ね。」

そう言って綾人がパラパラと本をめくっていくと中から一枚の手紙がヒラヒラと床に落ちた。

綾人は立ち上がり本を机に置いて、手紙を拾い再びベッドに腰を下ろした。

手紙の内容を見てみると・・・・ラブレターだった。

手紙には恋文の他にアドレス、電話番号が入ってあった。

肝心な差出人は・・・・・・・!!?

綾人は手紙を天井に投げて髪をクシャクシャにしながら天井を見上げながら高笑った、

ハハハハハッ!!ハーハッハハ!!!

綾人は笑いながらベッドに横たわった。

床に落ちた手紙にはこう書いてあった、

「瞳 小夜子より」 と・・。

 

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