桜散るこの島で・・・
【思考狡猾】
浩平「せい!」 ザシュ!! 魔物「ゴォォォ!!」 先ほどから浩平が突っ込んで行き、次々と魔物たちを蹴散らしていく さすがA−だな、俺の出番はなさそうだ 浩平「おい、援護するっていう約束だったんだが?」 裕也「すまんすまん、お前が強いんで援護が要らないのかと思ってさ」 浩平「いくら俺が強いとしても援護無しだと辛いぞ?」 浩平の言う事はごもっともである、SSランクぐらいになれば援護が要らなくても100体ぐらいの魔物と戦える だが浩平はA−である、なので俺が援護しないときついものがあるな 裕也「んじゃ、援護行きますか・・・・・」 【ダウンスペル】 裕也「続いてこの魔法だ」 【フレイムブリッド】 ダウンスペルの後にフレイムブリッドを魔物に叩き込む 浩平「なるほど、相手の魔法耐性を下げて魔力消費の低い下級魔法で倒すのか」 裕也「ああ、ダウンスペルを使う魔力が勿体無いように思えるがフレイムブリッド3発よりかは建設的だ」 浩平「そうだな、んじゃまた張り切っていきますか!」 こうして少々の休憩で元気を取り戻した浩平とともに全ての魔物を殲滅するのであった 〜最前列車両〜 魔物を倒しながら俺と浩平は最前列の車両まで来た 浩平「ここから魔物が出てきているのか?」 裕也「ああ、でもなんでトイレに魔方陣を描くかな・・・・・」 そう、召喚用の魔方陣はトイレに描かれていた どうりで見つからないはずだ 浩平「それじゃあコイツを破壊するか」 裕也「いや、まだ破壊は出来ないな・・・・・ボスっぽいヤツを倒さない限り効力は消えない」 浩平「そうだった・・・・・だから魔方陣は敵に回すと厄介なんだよ」 浩平の言うとおり、魔方陣を使う相手と戦う場合はそれ相応の時間を考えておいた方がいいのだ かならず下級の魔物は出てくる、そして一体だけランダムで中級、上級の魔物が一体だけ召喚されるのだ なのでこちらがB以下だったりすると結構辛い 裕也「場所的には電車の上からいける倉庫にボスは居そうだな」 浩平「ああ、もう車両は回りつくした、あとは倉庫だけだ」 俺たちは頷き会うと倉庫に向かって走る 〜倉庫〜 倉庫に着くと案の定、魔物が沢山居た 浩平「お前の勘ってある意味やだな」 裕也「言うな、俺だって自分の勘がここまですごいとは思えない」 浩平「んでお前が思う勘として次はどうなるんだ?」 裕也「怒ってこっちに向かってくると思う」 はいその通りです、相手は運悪く上級の魔物のサイクロプス、目玉が一個なのがポイントだ 浩平「やっぱりお前の勘はやばいって!」 サイクロプスの攻撃を避けながら浩平は叫ぶ 裕也「それよりもこいつを倒すぞ!」 【エアブリッド】 風属性の弾丸を飛ばして、目に命中させる サイクロプスの弱点は目だ、なので集中的に狙えば簡単に倒せる 浩平「目に当てれば楽勝!」 【剣技――発牙衝】 上段から一気に目に向けて剣を振り下ろす ザシュ!! 魔物「グォォォォォ!!」 狙い通りに目に攻撃が命中、すかさず俺は中級魔法の詠唱に取り掛かる 裕也「吹き荒れる風よ、全てを飲み込め!【ブレイシング・エア】 炎のように吹き荒れる風がサイクロプスと魔物共々を切り刻んで行き、最後には肉片だけとなった 浩平「ふぅ、これで魔物は殲滅できたか?」 裕也「あとは魔方陣を破壊するだけだ」 剣にこびりついた血を拭き、浩平は剣を鞘に入れる 浩平「まったく、誰がこんなことを・・・・・」 裕也「イタズラにしてはタチが悪い」 浩平「まあ気にしていても仕方がないか、魔方陣を潰しに行こう」 裕也「そうだな」 俺と浩平は倉庫を後にして、トイレにあった魔方陣を破壊する 浩平「はぁ、初音島につく前に疲れてどうするんだよ・・・・・」 裕也「本当に、やれやれだな・・・・・」 このあと俺たちはいろいろな人から感謝される、俺は感謝なんぞしなくて良いと思ったが、 浩平はまあ・・・・・ここでは述べないようにしよう そして電車は少々遅れて初音島行きのフェリー乗り場付近に到着する 浩平「ここからフェリーに乗れば初音島か・・・・・」 裕也「ああ、ところで確か下宿先があったろ?」 浩平「そうだったな、えっと・・・・・桜寮とか言う名前だそうだ」 書類に目を通している浩平がそう俺に言う 裕也「それにしても、なんでみさおちゃんには俺のことを言わなかったんだ?」 俺は歩きながら浩平に質問をする 浩平「んー、まああれだ、兄としてはまだ妹に離れて欲しくないというかなんというか・・・・・」 裕也「なんだ、歯切れの悪い」 浩平「とにかく、気にしないでくれ、言い忘れただけだから」 慌てて取り繕うように浩平は言う 裕也「そうか、そういうなら仕方が無いな・・・・・」 浩平「おう」 はぐらかされたが、本人が言いたくないのならそれでいい・・・・・ 裕也「んじゃ行きますか」 浩平「そうだな、時間も後少しだし」 時計を見るとフェリーに乗る時間になっていたので、俺たちはフェリーに乗り込む 裕也「ふぅ・・・・・これであちらの大陸とは少々のお別れか」 浩平「なぁに感傷的になってんだ、長期依頼だとしても3ヶ月ぐらいで終わるだろ?」 裕也「まあ、頑張ってみれば分かるさ」 浩平「???」 裕也「なんでもないって、よし・・・早速部屋に戻ってみるか」 浩平「ん、そうだな」 俺たちは頷き合うと、各自に用意されている部屋に向かうのであった・・・・・ 初音島まで、あと少し・・・・・・・・・・ 〜影森家〜 ピンポーン 無人の影森家にインターホンの音が鳴り響く ??「あれ、いないのかなぁ?」 影森家の目の前には、一人の少女がインターホンを押して佇んでいた ピンポーン もう一度呼び鈴を鳴らす、だが住人は一行に出てこない ??「むぅ、なんで裕也さん居ないんだろう?」 頬を膨らませて少女は少しばかり怒る、だがその怒りもすぐに治まってしまう ??「はぁ・・・・・」 ??「あら、みさおちゃん、どうかしたの?」 ため息をついた少女――みさお――に、通りかかったおばさんが声を掛けてきた みさお「えと、裕也さん居ないのかなぁって」 おばさん「ああ、裕也君ね、彼なら今朝あなたのお兄さんと一緒に出かけて行ったわよ?」 みさお「え・・・・・?」 あなたのお兄さん=折原浩平である それを聞いてみさおは疑問を抱く、なぜ兄は言わなかったのだろうと おばさん「瑞佳ちゃんには聞いたの?」 みさお「いえ、まだですが」 おばさん「彼女なら確か浩平君から聞いていたはずよ?」 なんでそんなことまで知っているのか、という疑問に対しておばさんは・・・・・ おばさん「ご近所ネットワークを甘く見ないでね?」 と、のたまった おばさんが去った後、みさおは瑞佳にことの次第を話した 瑞佳「はぁ、浩平ったら・・・・・しょうがないね」 みさお「でも、なんで裕也さんと一緒だって私には言わなかったんだろう?」 瑞佳「う〜ん、私にはきちんと言ったんだけどね」 みさお「う〜」 頭を悩ませているみさおを見て瑞佳は苦笑していた そして、悩みに悩んだ後みさおはある決意をする これは瑞佳を驚愕させるものであった・・・・・ みさお「私、追いかけてみる」 瑞佳「え・・・・・え?」 みさお「止めないでね、瑞佳お姉ちゃん、早速用意しなきゃ!」 そう言ってみさおは呆然としている瑞佳を置いてさっさと走っていった 瑞佳「思いついたら即行動・・・・・やっぱりみさおちゃんと浩平は兄妹だね」 あはは、と笑って瑞佳はゆっくりとした足取りでみさおの走っていった方向に歩き始めるのであった・・・・・ そして同時に瑞佳は思う・・・・・折原みさお、彼女はとても強い意志を持っていると この強い意志がこれから吉出るか凶と出るか、それはみさお次第である・・・・・・・・・・
〜後書き〜 藤祭:【思考狡猾】完成〜 浩平:なあ、なんでみさおなんだ? 藤祭:何となくですよ、前の桜散るこの島で・・・(略称:さくちる)ではいろいろな人が裕也を好きでしたからね 浩平:んで今回は2、3人に絞ると? 藤祭:もしかしたら一人だけに絞っているかもしれませんよ? 浩平:むむむ、みさおは渡さんぞ? 藤祭:まあそれも私の力量次第ですから 浩平:ふむ、んじゃ安心して良いか、駄文だもんな 藤祭:・・・・・・・・・・くすん 浩平:泣くなよ・・・・・ 藤祭:・・・・・まあいいや、んじゃ次回のさくちるをお楽しみに!! 浩平:相変わらず立ち直り早いな・・・・・ <技・魔法紹介> 【剣技――発牙衝】 上空に飛んで、空から相手に向かって剣を振り下ろし、衝撃波で追撃する剣技 【ダウンスペル】 相手の魔法耐性を下げる能力を持った無属性下級魔法。 敵の強さによって下がる耐性が変わる。 【フレイムブリッド】 炎の弾丸を飛ばす火属性下級魔法。 【エアブリッド】 風の弾丸を飛ばす風属性下級魔法。 【ブレイシング・エア】 凄まじい力を持った風を操り、敵を切り刻む風属性中級魔法、 ファイアストームの風バージョンだと考えれば良い。 追加設定 <属性の設定> 全ての人々が生まれたときから持ち合わせている属性のこと。属性によって使用できる魔法の威力が変わる。 属性には【火 、水、風、雷、土、闇、光】の7元素の普通の属性と【天、冥、神】の非常に珍しい属性がある。 ちなみにほとんどの人々は【火〜土】で、【闇、光】は数が少ない。 <キャラ紹介> 折原 みさお「おりはら みさお」出演:ONE〜輝く季節へ〜+オリジナル  年齢  :14歳 使用武器:長弓「白華」 ランク :C 二つ名 :なし 属性  :風 浩平の妹、どこからみても兄妹とは思えないほど似ていない。 だが、突発的な行動や、思考は兄妹だと分かるくらい似ている、だがみさおのほうがまだマシである。 主人公と一緒にいることが多いのだが・・・・・・・・・・どうなる? 「私は・・・・・本当に生きていて良いの?」 浩平「感想とか欲しいそうだ、掲示板にでも書いてくれよな!」


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