5階、催事場「病気と人生、闘病と人生」の書籍を選んでみました。
「人生80年」といわれている昨今では、一生深刻な病気に襲われない人はそんなに多くはないと思います。
あなたの周りの人、あるいはあなた自身が「病気」「闘病」という現実に直面しているかもしれません。
人間というものは「他人事」だと思うと、その不幸まで面白がってしまうことさえある、複雑な心理の生き物ではありますが、どうやら、一生他人の不幸を面白がってはいられないようです。
いざというときに、「あの人には教えたくない」と周りから心理的に見捨てられて、間違った道に迷い込むことになっても、それはその人の運命かもしれませんが、できるならば、最善を尽くせる自分でありたいですよね。
今闘病中の方も全く病気とは無縁と思っている方も、ある病気において自分より先に闘病されている患者さんはたとえ自分より若くても「人生の先輩」です。
耳を傾ける時間を少しでも持ちたいですね。
他人の痛みに心をよせることによって、あなたの痛みにも目を向けてくれる人が現われることがあるのは不思議なことです。
病気というのは身体に主に現われることもありますし、心の方に強く現われることもあります。患者にとって「苦しみ」があり、「不安」があるのはどちらがより上ということはないと思います。
自分の病気のこともそうですが、あなたの隣りの人の病気についても理解しようとする気持ちが、ほんの少しの関心が非常に大切なことだといえるでしょう。
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