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映画スタント編

                           ∧_∧
澪たちが居間でくつろいでいると、突然、 ( ^◇^  ) の顔をした女が凄い勢いで駆け込んできた。

???:やっほー、澪ちゃーん!!(^◇^)

澪:いやっ!!誰!?

サミダ:あ、ボクはサミダ。(・▽・)

わたる:そんな奇抜な服装する奴は他にいないよな

サミダは布をぐるぐる巻きにしたような服装をしている。

一同集まってきた。

咲:あ、サミダちゃーん!

サミダ:咲ちゃーん!(^ヮ^)

咲:あれ?なんか顔が変じゃない?

わたる:もっと早く気付けよ

五海:どうしたのよ、その顔。

サミダ:あのね、実はね……レオ君が映画部に入ったの。(-o-)

澪:ふうん。そういうことなの。

わたる:それだけで納得するな!

サミダ:でね、アクション映画作るって言って、すごい張り切ってるの。だからボクもね、面白そうだからスタントやったの。(・.・)

咲:へえ、すごーい。

サミダ:そしたら失敗して、顔をケガしちゃって。修理するのに時間がかかるから、その間代わりにこの顔使うことになったの。(;_;)

サミダの顔はいろんなアスキーアートの表情に変わる。

五海:だからって、わざわざこんなふざけた顔にしなくても。

サミダ:あーん、やっぱりふざけた顔なんだ。(T△T)

澪:でも、すごい高度な技術使われてるよね、これ。

サミダ:そう?すごいの、これ?(;o;)

澪:うん。

サミダ:よかったー。(^∀^)

わたる:丘科大って、先端技術の使い途を間違ってるよな。

サミダ:えっと、それでね、困った事があるの。ボクがケガしちゃったから、みんな怖がってスタントをやらなくなっちゃって。だから、代わりにみんなにスタントをやってほしいの。(・o・)

咲:やるやるー!

澪:面白そうじゃん。やろうよ、みんな。

月雄:あ、俺はOK。

さくら:テレキネシスで役に立てる所があるんでしたら。

澪:いつみは?

五海:うーん、あたしはどうせなら美人役やってみたいけど、いいよ、スタントでも。

澪:美幸は?

美幸:冗談じゃない、私には絶対無理。失神しちゃうって。

澪:よし、これでメンバー決まりね。

わたる:頑張ってこいよ。

澪:何言ってんの。わたるは絶対参加しなきゃ。

わたる:えっ?

澪:わたるの打たれ強さは欠かせないもん。

サミダ:あ、それ期待できるね。(^o^)

わたるは血の気が引いた。

わたる:そんな……。

 

丘科大キャンパス。

監督:よくぞいらっしゃいました。今日はよろしくお願いします。

わたるよろしくお願いします。

レオ:よろしく頼むぜ。

月雄:あれ、アツメさんは参加しないの?

サミダ:うーん、誘ったんだけどね、「私には可憐なヒロイン役しか似合いませんでしてよ。」って言って、来ないんだよ。

監督:さっそく最初の撮影ですが、格闘シーンです。ヒロインの前に屈強な4人が襲いかかり、それをヒロインが素手で倒します。

ヒロイン:私はスタントは使わずに自分で演じますから、敵の4人をお願いします。

わたる:じゃあ、俺と有明君と、五海さんと澪さんだよな。五海さん、なるべく強そうな男に変身して。

 

地下の廊下。ヒロインが走ってくる。その前に、澪たち4人が立ちふさがった。

五海が鉄パイプを大きく振り回し、ヒロインがよけ、キック。五海は大きくのけぞって倒れた。

直後に、月雄と澪がヒロインの両側から攻撃。

わたるは下段攻撃をしようとかがんだ。

ヒロインは月雄と澪を倒したが、わたるは攻撃するタイミングを外し、その場に固まってしまった。

するとヒロインがわたるの顔を踏みつけた。

ヒロイン:スカートの中見ないで!

監督:カーット!

澪:わたる、サイテー。

わたる:違ーう!攻撃のタイミングが合わなかったんだ!

ヒロイン:誰か別の方に交代させて頂けません?

監督:うーん、そうだな…。

咲:あたしがやろうか?

監督:じゃ、君、お願い。

わたる:全然屈強そうに見えませんよ。

監督:いいんです、実際に屈強なら。

 

ヒロインの前に4人が立ちふさがった。

咲がジャンプして攻撃しようとしたが、ヒロインは先に五海を倒し、それから澪と月雄を倒した。咲は空中で止まったまま。

ヒロイン:ふう。

一息ついて、ようやく咲に気付き、殴り飛ばした。

監督:カーット!どうも動きに迫力が足りないなあ。敵役のかた、手加減なしで本気でかかっていって下さい。

 

ヒロインの前に4人が立ちふさがった。4人が一斉に襲いかかり、ヒロインはなすすべもなく倒れた。

監督:カーット!すばらしい、これこそ本気の格闘ですよ!

わたる:話の続きはどうするんです?

 

五海:あー、もう男の役はやりたくない。

監督:あ、次は男の役じゃないですよ。

五海:ホント?やるやる。

 

ヒロインがレオを連れて建物が出てきて、バイクに飛び乗った。そしてそのまま疾走。

監督:カーット!

バイクに化けていた五海が元の姿に戻った。

五海:ひー、きつー。

監督:泉川さん、いい演技でしたよ。

五海:あんまりうれしくない。

 

レオが建物の前に来た。

レオ:「先端生体工学研究所…ここだな。」

レオは緊迫した様子で中へ。

監督:カーット!

表札に化けていた五海が元の姿に戻った。

監督:泉川さん、助演女優賞ものの演技でしたよ。

五海:そんなわけないでしょ。

 

屋上。

監督:ここでヒーローが襲いかかる3人組を倒し、1人はここからおちるわけです。

下にはエアマットが置かれている。

わたる:で、そのスタントは誰が?

五海:わたる君に決まってるじゃない。

澪:そのために連れてきたんだから。

わたる:え――っ!!

澪:さくらちゃんがテレキネシスで止めてくれるから、心配ないって。

下の方でさくらが手を振っている。

わたる:(でも怖い…。)

澪:期待してるから。

わたる:(そうだ、ここは澪さんの期待に応えなきゃ。)

わたる:よしわかった。やってやる。

さくらがじっと待っている。

監督:アクション!

わたる、月雄、五海の3人がレオに襲いかかり、わたるは投げ飛ばされた。

わたる:うわっ!

さくらが下で待っていると、後ろから咲が声をかけた。

咲:お姉ちゃん。

さくら:ん?

さくらは振り返った。

咲:カマキリ見つけた。

さくらが後ろを向いている間に、わたるがエアマットに落ちた。

わたる:ぎゃっ!!

さくら:あ……。

さくらがわたるに駆け寄った。

さくら:ごめんなさい!

わたる:あ、なんとか大丈夫。

さくら:すみません、ついうっかりよそ見して…

わたる:いやいいって、無事終わったんだし。

カメラマン:今の、カメラが追いつけなかったぞ。

監督:よーし、撮り直し!

わたるはがっくりきた。

 

さくら:今度は邪魔しないでね。

咲:うん。

監督:よーしテーク2!アクション!

わたるが再び投げ飛ばされた。

そのとき、さくらの携帯が鳴った。

さくら:はい、もしもし?

その間にわたるがエアマットに落ちた。

さくら:あ……。

レオ:今の、俺的に納得いかねえ。

監督:おーし、納得いくまでやるぞー!

 

屋上で、悪役に扮した澪と、レオが格闘している。

監督:カーット!ばっちり!

わたる:お疲れ。やっぱすごいな、澪さんは。

レオ:なあ、次の空中戦はどうするんだ?

澪:うーん、これって、あたしたちには無理でしょ。空飛べる人じゃないと。

そう言って澪はさくらの方を見た。

さくら:えっ?

 

さくらがレオの格好をして、咲が悪役の格好をしている。どう見ても服のサイズが合っていない。

さくら:あのー、本当に私たちでいいんですか?

監督:細かい事は気にしなくても大丈夫。あとでCGで修正するから。

さくら:はあ…。

咲:よーし、やろ。

さくらと咲は空中で格闘を始めたが、手足が短すぎて全然迫力がない。

わたる:ありゃー、全然迫力無いな。

咲がさくらを地面に叩き落とした。

監督:カーット!オッケー!

わたる:これでいいんですか?

監督:これからが、うちの技術の見せ所ですよ。

部室に移動すると、パソコンが並んでいた。

監督:最先端のCG技術を駆使して、迫力ある映像に修正するんですよ。

部員たちが作業をしている。

月雄:じゃ、早送りしてみましょ。

室内の時間を早送り。しばらくして、かなりやつれた顔の部員が出てきた。

部員:できましたよ。

さくらと咲が全く別人の姿になって迫力ある空中戦をしている映像になっている。

監督:どうです、すごいでしょう。

わたる:こんな技術があるんなら、最初からCGで作れよ。

 

海岸の断崖絶壁。

五海:うーん、こういう場所に来ると、ラストシーンって感じがするね。

監督:次は、傷ついたヒーローが悪役を抱きしめて海に飛び込むシーンです。で、悪役スタントを、日豊さん、お願いします。

澪:あ、はい。わかりました。

レオは赤くなった。

レオ:なっ!ちょっ、ちょっと待て!俺が澪を抱きしめるのか?

監督:ああ、頼むよ。

レオ:え…で、できねーよ、そんなの!

レオは恥ずかしくて横を向いた。

わたる:(これってチャンスかも。)

わたる:じゃあ、俺が代わりにスタントをやってやろうか。

レオ:えっ、…な、何でだよ。

澪:レオ、怖いんなら無理しないで、わたるに任せちゃいなさい。

レオ:怖くなんかねーよ!…その…なんだ、…わかった、やってやらぁ!

澪はかつらをかぶり、崖のそばに立った。

監督:アクション!

レオは目をつむって、澪に向かって走りだした。

レオ:うおおおおお!!

レオはそのまま澪のわきをすり抜け、海に転落。

監督:カーット!

澪:あれでいいんですか?

監督:いいわけないでしょ。

 

レオ:あー、やっぱ俺には無理だ。

わたる:ここは俺に任せなって。

レオはくやしそうな顔をした。

レオ:ちっ。……わかったよ、やれよ。だがな、調子に乗るなよ。

わたる:ああ。

わたるは着替えて、澪と向き合った。

監督:アクション!

わたるは澪に向かって走り、そして澪を抱きしめ、崖からジャンプ。澪をしっかり抱いたまま落ちる。

わたる:(暖かい…。)

そして海へダイブ。わたるが海面から顔を出した。

わたる:ぷはっ!

五海が海面から顔を出した。

わたる:ひっ!!…五海さん、澪さんに化けてた?

五海:うん。

わたるはショック。

澪が2人を崖の上までテレポートさせた。

澪:2人とも、お疲れ。

わたる:なんで五海さんがスタントやってんだよ。

澪:やりたいって言ったから。

監督:皆さん、お疲れ様でした。

わたる:今のは納得いかねーよ。澪さん、頼むよ、もう一回、自分でやってくれよ。

澪:なんでよ。もう撮れたからいいじゃん。

わたる:俺が納得いかないんだって。

澪:んもー、しょうがないな。じゃ、やってあげる。

わたる:ありがと!

監督:アクション!

わたるは澪に向かって走って行った。そして澪を抱きしめようとした瞬間、澪が消え、わたるはそのまま崖から転落した。

わたる:ぐわああああっ!!!

「映画スタント編」終わり


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