けいならべ
――ローマ字入力よりも簡単なローマ字入力――

「けいならべ」の理念

本当は難しいローマ字入力

ローマ字入力は覚えるキーの数が少なくて済むので簡単である、初心者に向いている、とよく言われます。

しかし、ローマ字入力で覚えるキーが少ないというのは、あくまで「かな入力と比較して」ということです。

ローマ字入力をする上で最低限覚えなければならないキーの数は、23キー※1もあります。しかも、アルファベットの配置はほとんどバラバラで法則はありません。これらの位置を習得することは、そんなに簡単ではありません。

規則的な配置になっていれば、――例えば、[A][I][U][E][O]は右側に、他のキーは左側に並んでいるというような――覚えるのはずっと簡単なことになります。

※1 [A][I][U][E][O][K][S][T][N][H][M][Y][R][W][G][Z][D][B][P][L][,][.][-]の23キー。記号や外来音を含めるともっと増えます。

また、ローマ字入力が習得しにくい原因の一つに、打ちやすいキーをあまり使わないということがあります。

動かしやすい指は、まず人差し指、次いで中指薬指でしょう。また指を上下に動かさずに済む中段のキーの方が打ちやすいでしょう。

したがって最も打ちやすいキーは、人差し指、中指、薬指の中段である[S][D][F][J][K][L]の6キーです。

ローマ字入力ではこれらのキーの使用率はあまり高くありません。ローマ字綴りで最も多く現れるアルファベットは母音(AIUEO)ですが、[S][D][F]、[J][K][L]の中には母音は一つもありません。

タッチタイプができない、苦手だという方も多いと思います。いちいちホームポジションから指を離してキーを押さなければならないのですから、当然指の動きが複雑になり、難しい作業になります。

指の位置を動かさずにそのまま押せるキーを多く使うようになっていれば、習得するのは易しいことになります。

ローマ字入力は慣れても大変

ローマ字入力は、初心者にとって難しい入力方式であるだけでなく、上級者にとっても使いやすいとは言えない入力方式です。

そもそもアルファベットの配列はローマ字入力を考慮して作られたわけではありませんから、ローマ字入力に最適な配列ではないことは当然です。

先ほども挙げた「打ちやすいキーをあまり使わない」というのも使いにくい原因の一つです。[D][F][J][L]などは打ちやすい場所にあるのに、ローマ字綴りではあまり使わないアルファベットです。

その一方で、打ちにくいキーを多く使います。母音の中でも最も多く現れる[A]を、左手小指という弱い指で押すことになっています。子音の中では多く現れる[T]、拗音でよく使う[Y]もホームポジションから遠い押しにくいキーです。

もし、ホームポジション上の打ちやすいキーを多く使い、ホームポジションから離れたキーはあまり使わない、というようになっていれば、指を動かす距離が減り、速く、しかも疲れないタイピングを実現できます。

また、ローマ字入力では、同じ指を続けて使うことが多くあります。

例えば、「き」を入力するときは、[K]{I]と右手の中指を続け使います。他に、「で」「む」「ぬ」「ざ」でも同じ指を続け使います。「い」「、」で同じ指を続けて使うこともあります。

もし、キーを打つ順番が、「左手→右手→左手→右手……」というように左右の手を交互に使うようになっていれば、効率よく入力できます。片方の手を動かす間に、もう片方の手を動かす準備をすることができるからです。また、[L]→[K]のように横に並んだキーを続けて打つようになっていれば、自然に楽に入力できます。

このような入力を多く使うように配列側で工夫されていれば、速く、しかも疲れないタイピングにつながります。

使いやすい入力方式とは?

以上の点から、使いやすい日本語入力方式とは次のようなものであると考えられます。

初心者にとって覚えやすい

バラバラに配置されたキーの位置を覚える必要がない、日本人に馴染み深い五十音順を使った覚えやすい入力方式。

慣れればもっと使いやすい

日本語のかなの出現パターンに基づき、打ちやすいキーや打ちやすい入力パターンを多く使う、慣れれば慣れるほど使いやすくなる入力方式。

この2点を理念として生み出した日本語入力方式が、ローマ字入力よりも簡単なローマ字入力 「けいならべ」です。

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