「けいならべ」を導入するときの疑問点
覚えるのにどれくらいの時間がかかるのか?
けいならべではありませんが、勝間和代氏の著書※1に、NICOLA(親指シフト)配列を覚える場合「平均的には、だいたい20時間くらいの訓練で、ローマ字入力の速度を超えることができます。」
と書かれています。
『All About フリーウェア・シェアウェア』「親指シフトで超高速入力をマスターする!」には、「初めて親指シフトで入力しようとする人がその方法に慣れるまでの時間は20〜30時間と言われ」
と書かれています。
また、『μTRONキーボード』「μTRONキーボード詳細解説:日本人のための身体に優しいキーボード「μTRONキーボード」」には、「初心者や従来のJIS配列を打てる人が新しい配列のタッチタイピングがひととおりできるようになるまでにはおそらく3週間程度の練習を要する。」
と書かれています。
※1 『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』p.59 勝間和代(著) ディスカヴァー・トゥウェンティワン 2007年4月5日
キートップに文字が書かれていないと使いにくいのでは?
基本的にキーボードは見ないでタイピングするのがよいので、キートップに文字が書かれていないのはかえって好都合です。練習段階では、配列を書いた紙を画面の近くに貼っておくのがおすすめです(手元を見なくなる効果もあります)。このサイトの配列画像をダウンロードして画面に表示しておくのもよいでしょう。
いったん習得してしまえば、キートップに文字が書かれていなくても何ら不都合はありません。
アルファベットの入力ができなくなるのではないか?
通常のローマ字入力はアルファベットの配置をそのまま利用しています。よって、ローマ字入力ができるようになると自動的にアルファベットの入力が(ある程度)できるようになるので、習得が楽である、というのはよくいわれるとこです。
ローマ字入力をしながらアルファベットの配置を覚えたという方は、ローマ字入力をしなくなるとアルファベットの配置も忘れてしまうのではないかと不安に思うかもしれません。
しかし、これも良くいわれることですが、通常のローマ字入力は、慣れるとローマ字綴りを経由しなくても入力できるようになります。つまり、ローマ字入力とアルファベットの配置は別々に習得しているということです。
したがって、通常のローマ字入力を使わなくなっても、アルファベットの配置を忘れることはありません。けいならべを使用していても、アルファベットは今まで通り入力できます。
アルファベットの入力が面倒なのではないか?
通常のローマ字入力では、かなに置換されるまでは入力したアルファベットがそのまま表示されています。これを利用すると、一部のアルファベットは入力モードを変えずに入力することができます。これができなくなるのは面倒だ、と思う方がいるかもしれません。
しかし、その方法で入力できるアルファベットは実際はそれほど多くありません。母音やnを入力すると自動的にかなに置換されてしまうからです。また、通常小文字しか入力できません。
結局、目的のアルファベットを入力するには、[Shift]を押しながら入力したり、変換しなければならない場合が多いのではないでしょうか。
けいならべでも、[Shift]を押しながら入力することでアルファベットの大文字を入力できます。そして、そのアルファベットは[F7][F8]や変換によって、大文字小文字、全角半角、自在に入力することができます。その手順は、ローマ字入力の場合と何ら変わりません。
他のパソコンを使ったときに困らないか?
けいならべを実装するには、少しパソコンの設定を準備をする必要があります。けいならべに慣れてしまうと、自分のパソコンを使うときはいいが、他のパソコンを使うときに困るのではないか、と思われるかもしれません。
しかし、実際には困りません。なぜなら、他のパソコンを使うときは、通常のローマ字入力を使えばすむことだからです。
けいならべと通常のローマ字入力は併用できます。けいならべに限らず、ローマ字入力以外の配列を使っている人は多くいますが、ほとんどの方は自分以外のパソコンを使うときはローマ字入力を使用しているはずです。
私はこれまでに10種類ほどの配列を使用したことがありますが、どれを使っていたときもローマ字入力は使っていました。ローマ字入力と他の入力方式を併用して困ったことはありません。
自分のパソコンで文字入力を行うことがある程度多いなら、2種類のかな入力方式を使い分けるメリットは十分にあります。