Thirdダンジョンクリア

Thirdダンジョンの難しさ

 Firstダンジョン、Secandダンジョンと無難にクリアしてきて、このゲームは簡単だと思っていると――まあ、思っていなくても――、Thirdダンジョンでつまずくだろう。このゲームはThirdダンジョンから急激に難しくなる
 なにせ条件はFinalダンジョンとほとんど同じだ。Thirdダンジョンは腕輪、杖に加えて、草、薬、巻物とあらゆるアイテムが未識別状態で出てくる。序盤は使用識別せざるを得ない。序盤のアイテム蓄積が無くなるのは思いのほかつらい。30階以降の敵の攻撃力の高さにも苦労するだろう。
 しかし、Thirdダンジョンはある程度確実にクリアできるようでないと、とてもFinalダンジョンのクリアはおぼつかない。

 アイテムや敵などはFinalダンジョンとまったく同じなので、これまで紹介したデータや攻略法はThirdダンジョンにもほぼそのまま適用できる。Thirdダンジョンがクリアできないという人も参考にして欲しい。このページではThirdダンジョン特有の攻略法を取り扱う

倉庫はあてにしない

 Thirdダンジョンでは(Finalダンジョンと違って)倉庫が利用できる。これに強力アイテムを溜め込んでおけばクリアに大いに役立つ、と思うかもしれない。しかし、倉庫というものは意外に融通が利かない

 まず、倉庫にアイテムを置くのが大変だ。ゲームオーバーになる直前に置くことができれば良いのだが、そんな都合の良いタイミングで倉庫は出てこない。まだ余裕があるうちに強力アイテムを置いたら、その回のプレイを――強力アイテムを持っているのに――放棄したも同然になってしまう。
 次に、倉庫に強力アイテムを置けたとしても、倉庫から取り出すのが一苦労だ。倉庫がいつ出るかはランダム。早めに倉庫が出てくれるとは限らない。いつまでたっても一向に倉庫が出ないこともある。必要なときに倉庫が出てくれるあてもまったくない。
 そして、倉庫が出たとしてもアイテムを持ち出して良いかどうか悩むことになる。持ち出せばそのアイテムは倉庫から無くなってしまう。再び倉庫に置ける保証はどこにもない。持ち出してゲームオーバーになってしまうと、そのアイテムは失われてしまう。しかし、いつかは持ち出さなければ倉庫に置いた意味がない。

 よって、倉庫に強力アイテムを置けばクリアできるという考え方はあまりうまく行かない強力アイテムを手に入れたら、その回にクリアするつもりで全力を尽くすべきだ。倉庫に置いたからといって、次に持ち出す時に今より良い条件になるとは限らないし、良い条件になったとしてもそれで確実にクリアできる保証はない。
 例えば、倉庫に、1回目のプレイで武器合成の巻物を置き、2回目のプレイで魔剣雫斬りを置き、3回目のプレイで太陽の腕輪を置けたとする。4回目のプレイで倉庫からそれらのアイテムを持ち出してクリアを目指す。確かにかなりクリアしやすそうではある。
 しかし、そんな強力アイテムを持ち出した4回目のプレイでも、クリアできる保証はない。ちょっとした不運でゲームオーバーになることは当然ある。ゲームオーバーになってしまったら4回目のプレイだけではなく、1回目〜3回目のプレイも水の泡。それだったら1回目〜4回目でそれぞれ普通にクリアを目指していた方が、クリアできるチャンスが多かったのではないかと思うのである

* それでもどうしても倉庫を使って確実にクリアしたいなら、強力な武器・防具を置き、武器屋の巻物、防具屋の巻物でひたすら性能を増やす。+30くらいあればまずクリアできるだろう。

 というわけで、倉庫はあまりあてにしないつもりでいた方が良い。数あるランダム要素の中の一つと考え、少しでもプラスになれば良いくらいに捉える。明らかに余っているアイテムを置いて、少しでも使えると思ったら持ち出そう。

 もちろん、一回クリアできれば、出口には必ず倉庫があるので強力な武器・防具などを置け、次回クリアできる可能性はかなり高くなる。これで何回もクリアしていけば、倉庫の中身もどんどん充実してほぼ無敵状態になる。しかし、それはThirdダンジョンの初クリアを目指す段階では関係のない話である。

『風来のシレン』での倉庫との違い

 SFC版の『風来のシレン』(SFC版以外でもそうかも?)において、倉庫を活用してクリアした人も多いと思う。そういう経験がある人にとっては、倉庫があまり役に立たないというのは腑に落ちないかもしれない。
 しかし『風来のシレン』の倉庫は、1.スタート地点に必ずあり、2.それ以降も一定のフロアで必ず出現し、3.倉庫の壷があればゲームオーバーになる直前にアイテムを置くことができた。『不可思議なダンジョン2』の倉庫とはまったく条件が異なるのである。

核兵器の巻物を封印する

 倉庫を利用するなら、強力アイテムを置くという方法より、「封印」の方が利用しやすい。
 核兵器の巻物、墨汁などの凶悪アイテムを倉庫に置いて、どこに置いたかをメモしておく。こうしておけば次にプレイする時、倉庫さえ出れば凶悪アイテムに推定名を付けることができる。凶悪アイテムが未識別名で登場するThirdダンジョン特有のテクニック。
 中でも、核兵器の巻物を置くのが効果が大きい

 しかし、確かに有力なテクニックなのだが、これに頼るのはあまりお勧めしない。封印するためには役に立たないアイテムを倉庫が出るまで持ち歩かなければならないからだ。これがその回のプレイにマイナスに働くことは必然。もしかしたらその1回がクリアできるチャンスだったのに、余計なアイテムを一つ持っているためにクリアできなくなるかも知れない。核兵器の巻物の封印だけはある程度優先したいが、それ以外の封印は、あくまで無理なくできる範囲で行う

 封印に成功しても、そればかりに頼っていると序盤の識別がまったく進まない。倉庫がなかなか出ない事もある。封印に成功しても使用識別は通常通り行い、倉庫が出ればもうけものという利用方法をおすすめする(核兵器の巻物を封印していない場合より、核兵器封じモードに入るのを多少早めるくらい)。

Thirdダンジョンの逃げモード

 Thirdダンジョンは50階で魔石が出る。50階で終わりなのだから終盤の強力な敵とはまともに戦う必要が無い。残りフロアがあとわずかになったら階段発見即降下「逃げモード」に入る

 逃げモードに入るには切り札アイテムはたくさん持っていることが重要。何回も使える杖が価値が高い。吸い取りの杖、呪縛の杖、ワープの杖あたりが便利。これらの杖の回数が命の灯火。また、明かりの巻物も役に立つ。ラーメン類は1個あれば十分。とにかく一時しのぎの役に立つアイテムを揃える。

 問題は、いつ逃げモードに入るかだ。逃げモードがうまくいくかは階段がすぐ見つかるかどうかに大きく左右されるので一概には言えない。手持ちのアイテムと戦力状況との相談となる。切り札アイテムを使わないと倒せない敵ばかりになったら逃げモードに入る潮時。一応の目安としては、一時しのぎに役に立つ杖の残り回数の合計の半分の階数は確実に進めると思う。

 カタパルトが出てくる41階、電卓の騎士が出てくる42階、究極破壊ロボが出てくる43階、暗黒魔道師が出てくる44階あたりが逃げモードに入るポイントだ。

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