中盤以降で核兵器の巻物を読むとあまりに致命的だ。ある程度進んでも核兵器の巻物が出ない場合、以降の巻物の識別はすべて識別の巻物で行うという核兵器封じモードに入る。
問題は、いつ核兵器封じモードで入る(以下「封じる」とも書く)かだ。封じるのが遅すぎると核兵器の巻物を読んでしまうし、早すぎても識別の巻物の無駄使いになって肝心のアイテムが識別できない、あるいは識別の巻物待ちで持っている不確定アイテムが多すぎて肝心のアイテムを切らざるを得ないということになる。いつ封じ始めるかはFinalダンジョンクリアの最大の急所と言ってもいい。
封じるかどうかを判断する要素は、基本的に次の4つ。
キーアイテムが多ければ核兵器の巻物一発で台無しになってリスクを冒すべきではない。核兵器の巻物を読んでも装備品は消滅しないが、どんなに武器・防具が強くても核兵器危機はすなわち食料危機でもあるし、切り札アイテムがまったくない状態なので思わぬ危機も起こりやすい。
まして、装備できないキーアイテムを持っているなら、これは強力な封じる要因になる。例えば、群雲の剣、魔剣雫斬りを持っていて、武器合成の巻物が出るのを待っている場合など。
ただし、かなり強力な武器・防具を装備していて、核兵器危機を乗り切れる自信があるときは、他の要素によっては封じないこともある。
キーアイテムだけでなく、力ややる気、その他のアイテムも含めて現在うまく行っているかどうかも考慮する。
単純に、識別できている巻物の数が多いほど、次に読む未識別の巻物が核兵器の巻物である可能性が高くなる。
識別できた巻物の数だけでなく、識別できた巻物の種類も重要、読めばすぐ役に立つはずの巻物が未識別のまま識別の巻物待ちになるのは、封じた場合のつらい展開の一つ。
出現率が高く(すなわち、核兵器の巻物が出る前に一つ目が出ると期待できる)、必要性が高い巻物は、識別の巻物、杖の巻物、メッキの巻物、子守り歌の巻物、御払いの巻物。特に、メッキの巻物は一つ目の価値が高い。メッキの巻物が出たかどうかは、封じるかどうかの強力な判断材料になる。
後半が厳しいからそれに備えてアイテムを溜めいてるのだから、核兵器危機は後になればなるほどきつくなる。大体15階が目安。それ以降で核兵器の巻物を読むと結局立ち直れない場合が多い。
封じた場合に最もつらい展開は、識別の巻物がまったく出ずに、未識別の巻物がどんどんたまっていくというもの。手持ちの識別の巻物が多ければ、その可能性が少なくなる。
基本的に早めに封じる方をおすすめする。当たり前だが、核兵器の巻物を読まないで済んだ時の方がうまく行くことが多い。
核兵器の巻物はやはりつらい。15階あたりで核兵器を食らうと結局立ち直れないことが多い。未識別の巻物を抱えても、それが原因ですぐに死ぬことは少ない。生き延びられればいいアイテムが出ることもあるし、識別の巻物が出まくることもある。識別の巻物の全識別の期待もある。核兵器の巻物を識別できないまま99階に到達できる強さを得られることもある。
早い段階で一か八かの勝負をするより、とにかく生き延びた方がクリアできる可能性は高くなると思う。長く生き延びれば、それだけ幸運な事態が訪れる確率も高くなる。
基本的には、10階あたりから封じることを考え、15階でよほどの事がない限り封じる。封じる条件が揃っていれば、1ケタ階から封じることも考えよう。
それに、封じたからといって、延々と識別の巻物に頼る旅が続くとは限らない。封じ始めて1つ目や2つ目の巻物であっさり核兵器の巻物が識別できるという期待もまんざら無いわけではない。そうなったときはFinalダンジョンクリアの絶好のチャンスとなることは言うまでもない。
「緩やかに封じる」とは、未識別の巻物の識別を、これからずっと識別の巻物に頼るのではなく、今の段階では識別の巻物で識別するが、将来は核兵器封じを解除して使用識別に戻る余地も残すというような封じ方のこと。
この方法が効果的なパターンは、主に次の2つ。
一つは、序盤で識別の巻物が大量に出たとき。識別の巻物は出現率が高いので、こういうことは時々ある。識別の巻物を大量に抱えたまま核兵器の巻物を読むのも馬鹿らしい。識別の巻物で識別して、もし核兵器の巻物が識別できたらラッキー。
もう一つは、合成がうまく行ったとき。例えば、メイン武器が群雲の剣、合成材として魔剣雫斬りを持っていたので封じ始めたが、その後武器合成の巻物が出たので合成したというような場合。合成したので魔剣雫斬りが核兵器で吹き飛ぶ危険は無くなったし、核兵器危機を乗り切れる可能性も高いので、ここで核兵器封じを解除する手はある。
ただ、「緩やかに封じる」と結局そのまま本格的に封じざるを得なくなる場合が多い。15階などあっという間に来てしまう。状況によってはこういう方法もあり得る、という程度。
封じ始めたら識別の巻物はすべて未識別の巻物に投入する。
識別の巻物は腕輪にも使いたいが、腕輪のキーアイテムは太陽の腕輪と成長の腕輪とダイエットの腕輪の3種類。これらはいずれも装備識別できる。これら以外の腕輪だったらどうせいらないと割りきって、アイテムがだぶつくようなら未識別のまま切り捨てる。金庫の腕輪や復活の腕輪も欲しい腕輪ではあるが、封じ始めたら識別の巻物を腕輪に使う余裕は無い。
巻物に識別の巻物を使うことは、核兵器の巻物を食らわないというだけでなく、大爆発の巻物を食らわない、腕輪強化の巻物、困った時の巻物などを無駄読みせずに済むという副次的効果もある。何も一方的に損をしているわけではない。
封じていても、指定系の巻物(口封じ識別で分かることがある)があったらその識別が優先。武器合成の巻物、防具合成の巻物を識別する方が価値が高い。
いったん封じ始めたら、未識別の巻物を読むのは厳禁。識別の巻物が出なくてもじっと我慢。識別の巻物の出現率は高いので、今は出ていなくても、あるときから途端に大量に出ることもある。いまさら読むのに賭けるよりは、識別の巻物が出るのに賭けた方が良い。「同じ巻物が複数出たらそれは核兵器の巻物ではない」などという推理もほとんど意味がない(5種類の未識別の巻物のうち、唯一3つ出た巻物が核兵器の巻物だったこともあったぞ)。
識別の巻物はたまに所持アイテム全識別の効果が出る。未識別の巻物が出たからといって即使うのではなく、未識別のアイテムを溜め込んでから使うようにする。未識別のアイテムをできるだけ拾って、識別の巻物は床に置いて読むのがベスト。
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