はじめに

『不可思議なダンジョン2』とは

ダウンロードページ
『不可思議 Project Room』(外部サイト)(制作者のサイト)
『Vector』「不可思議なダンジョン2」(外部サイト)
紹介ページ
『Vector』「ベクターソフトニュース - 不可思議なダンジョン2」(外部サイト)

プレイヤーが成長するゲーム

 『不可思議なダンジョン2』は見下ろしダンジョン探索ゲームです。ダンジョンを潜っていき、地下深くに眠っている「魔石」を持ち帰るのが目的となります。
 同タイプのゲームとしては、古くは『ローグ』、最近ではチュンソフトの「不思議のダンジョン」シリーズ(『トルネコの大冒険』『風来のシレン』)が有名です。

 よくあるRPGと最も異なる点は、一回ごとにゼロの状態からスタートすることです。いったんゲームオーバーになると、次回は、キャラクターのレベルは1から、所持アイテム無し、地下1階から。毎回、最初からゲームを始めるのと同じ状態でスタートします(倉庫のアイテムは別)。

 しかし、ゲーム上のキャラクターの能力はゼロになりますが、プレイヤーはゲームオーバーになった回のプレイで学んだことがあるはずです。プレイヤーが経験を積めば積むほど様々な選択がうまくなり、深く潜ることができるようになります。このゲームはアクション性はありませんので、経験を積んで最善手を選択できるようになれば、誰でも必ずクリアできるようになります。ゲーム上のキャラクターではなく、プレイヤーが成長するゲームなのです。

毎回異なる展開

 プレイするたびに新しいダンジョンが生成されるというのもこのゲームの大きな特徴です。ダンジョンの形、入手できるアイテムは毎回ランダムに決まります。まったく同じということはあり得ません。

 したがって、攻略法は単純に一つの方法には収まりません。毎回異なる状況に遭遇し、それに合わせて行動を選択する必要があります。特にアイテムの差は大きいので、どのアイテムを捨ててどのアイテムを持つのか、どのアイテムをいつ使うのかが重要になります。

 いつもゼロからスタートなのは同じ。同じスタートラインからはじめて、ランダムに出現するアイテムを臨機応変に駆使して前に進む、これがこのゲームの醍醐味です。

クリアできないことが面白い

 『不可思議なダンジョン2』の特徴の一つに、難しいことが挙げられます。
 ダンジョンは4種類あります。このうち最初の2つのダンジョンまあ簡単ですが、後の2つのダンジョンはかなり難しい。最初のうちは「こんなのとてもクリアできたものではない」と思うでしょう。

 しかし、クリアできないと面白くないのかというと、そんなことはありません。このゲームはランダム要素で構成されている部分が多いので、ゲームオーバーのなり方も多種多様。かなりゲームに慣れたつもりでも、思いも寄らない展開でゲームオーバーになったりします。何回もゲームオーバーになったということは、それだけ多くの展開を楽しめたということです。このゲームはむしろクリアできない方が面白いのです。
 その証拠に、と言うか、このゲームをプレイしたプレイヤーの多くは不幸自慢をし出します。クリアしたことよりも面白い死に方をしたことが自慢になるというのは、プレイすること自体が面白いゲームであるということを良く表していると思います。

『不可思議なダンジョン2』の優れたゲームバランス

 『不可思議なダンジョン2』は、ゲームバランスの取り方に、他の同種のゲームとは異なる優れた特徴があります。それは必勝法が存在しないことです。

 『不可思議なダンジョン2』では、敵の強さは徐々に、しかし最終的にはかなり強くなります。したがってそれに対抗できる戦力が必要になります。

 しかし、その戦力を得るための決定打となる方法がありません。
 武器・防具の合成というものがありますが、これは合成系の巻物1つにつき1回しかできません。もちろん合成できれば大きな戦力アップですが、その合成一つで決定的な戦力が得られるわけではありません。合成には失敗することもあるので、合成系の巻物がたくさん出たからそれで勝ち決定ということもありません。
 また、プレイヤーの戦力に関わる要素の一つに「やる気」というものがあります。これはターン数の経過とともに徐々に減っていきます。したがって同じフロアで粘って経験値を稼ぐなどの戦法はほとんど通用しません

 結局、一つの方法に頼るのではなく、戦力を強化する材料を見逃さず、少しずつ戦力を積み重ねて行くしかありません。それでやっと最終盤でギリギリの勝負ができる戦力に達します

 固定的な必勝法がなく、このゲームの醍醐味である「ランダムに出るアイテムを駆使して前に進む」という面白さをいつも味わえる。この点が、筆者が『不可思議なダンジョン2』で最も気に入っているところです。

このサイトは何か

攻略データ&メモ集

 かように面白いゲームなので、筆者もずいぶんプレイしました。
 その過程で、データや、思いついた攻略法などをメモしていたんですが、そのメモがかなりの量になってきました。このメモをある程度読める形にまとめて公開してみようというのが本サイトです。

 なにせ難しいゲームなので、「何回やってもクリアできない!」という方にはこのサイトの記述は参考になると思います。

 「あまり攻略法を知ってしまうと自分で攻略法を考える楽しみが無くなってしまうじゃないか」という方もいるかもしれません。もちろんそういう方はこのサイトは見ない方が良いです。
 ですが、このゲームは一通りの攻略法で攻略できるというものではありません。実際のゲームでは自分の判断で行動を決めなけれはいけないところばかりですので、攻略法を知ったから面白くなくなる、ということは無いと思います。

 とは言え、あまりにもこのサイトの記述に頼ってゲームをするのも興冷めだと思います。少なくともThirdダンジョンかFinalダンジョンの難しさを実感するようになるまではあまりこのサイトは見ないでプレイすることをおすすめします
 また、あまりにもネタバレになってしまう事柄についてはほのめかす程度の記述にしてある部分もあります。

 このサイトに書かれている内容は、筆者がプレイして得た情報であったり、このゲームのプレイヤーがこのサイトや他の掲示板に書き込んだ情報であったり、その情報から推測したものであったりします。したがって、プログラム的に見た場合に正しくない内容を含んでいる可能性があります。

Finalダンジョンの攻略が中心

 このゲームの面白さは「ランダムに出るアイテムを駆使して前へ進む」ことだと書きましたが、この面白さをもっとも味わうことができるのは、Finalダンジョンのクリアを目指したプレイです
 したがって、このサイトの記述は、特に断りの無い限りFinalダンジョンのクリアを目指すことを前提にして書いています。もっとも、他のプレイにもそのまま適用できる部分も多いので、他のダンジョンの攻略にも十分役に立つと思います。

その他(リンクについてなど)

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