夢空間〜あまつかぜ・いにしえの100の夢たち〜第8回
それでは、第8回の歌を見ていきましょう。
「秋の田の かりほの庵(いお)の苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ」
天智天皇(てんちてんのう)
注意)当時使用した、国語の古典資料を参考に、表記しております。
秋の田んぼのほとりにある仮小屋は、屋根の苫が荒く編んであるものだから、
私の着物の袖すら屋根から漏れてくる夜露で濡れてしまったよ。
「村雨(むらさめ)の 露もまだひぬ まき(真木)の葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ」
寂蓮法師(じゃくれんほうし)
注意)当時使用した、国語の古典資料を参考に、表記しております。
通り雨のしずくも、まだ乾かない真木の葉に霧が立ち上っていく。
静寂な秋の夕暮れだな。
京都も、秋の装いです。テレビでおなじみの嵯峨野や嵐山や渡月橋にも
長袖の観光客がどんどん増えてます。
朝も、肌寒くなりました。
こんな古都の真ん中にも、田んぼがいくつかあります。
稲刈りをして、脱穀した稲を田んぼに干してます。
ほんとに絵巻のように、スズメが降りて落ちている米を口ばしでつついているようです。
古(いにしえ)の風も、吹いてきそうな優雅な光景でした。
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