それでは、第7回の歌を見ていきましょう。「さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづこも同じ 秋の夕ぐれ」
良暹法師(りょうぜんほうし)
注意)当時使用した、国語の古典資料を参考に、表記しております。 寂しくなり宿を出て辺りを眺めてみれば、秋の夕暮れの寂しさはどこも同じだな。「吹くからに 秋の草木の しを(お)るれば むべ山風を あらしといふ(う)らむ」
文屋康秀(ぶんやのやすひで)
注意)当時使用した、国語の古典資料を参考に、表記しております。 吹くとすぐにしおれてしまう草木を見ると、なるほど山風(やまおろし)を嵐(荒らし)というのだろう。 いよいよ、百人一首の季節です。歌の中には、秋や月といった言葉がたくさんあります。 私も、京都に住んでいますが、嵯峨野や嵐山も秋の装いに準備中です。 月を見ながら一杯やって、いにしえの人の想いに、近づこうと思います。 バックナンバー 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回