それでは、第6回の歌を見ていきましょう。「ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ(ず)心なく 花の散るらむ(ん)」
紀友則(きのとものり)
注意)当時使用した、国語の古典資料を参考に、表記しております。 のどかな春の日の光の中だというのに、静かな心もなく花(桜)は散ってゆくのだろうか。 紀友則は、紀貫之(きのつらゆき)の従兄弟(いとこ)で、やはり三十六歌仙のひとりです。 これも有名な歌ですね。 命というのは、儚いものです。 しかし、その花にふさわしい色と輝きをちゃんと守って、 花を咲かせてます。 この世に、ふたつとない花です。 月並みですが、人も同じです。 バックナンバー 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回