夢空間〜あまつかぜ・いにしえの100の夢たち〜第2回
大変、遅くなり申し訳ありません。
それでは、第2回の歌を見ていきましょう。
「忘れじの ゆく末までは かたければ 今日(けふ)を限りの 命ともがな」
儀同三司母(ぎどうざんしの はは)
注意)当時使用した、国語の古典資料を参考に、表記しております。
これは、女の恋心の歌です。
作者の名前は貴子(たかこ)と言い、当時の中関白であった藤原道隆の妻となった人です。
その息子の一人に、儀同三司伊周(ぎどうざんしの これちか)がおります。
「儀同三司」とは、大臣の役職名のようですね。
そう、大臣となった伊周の母親です。(ややこしいですな〜)
いつまでも私のことを忘れないと言ってくれる貴方。
けれど貴方の言葉が、信じられそうにもなく。
いっそ、今の貴方への想いを胸に、
今日限りの命でいい。それほどまでに、愛しています。
「今の愛する気持ちを、今の新鮮な想いのままで死んでしまいたい。
そうすれば、哀しみも恨みもせず、ずっと愛したままいられるのに・・・。」
夢伝言作者は、男性であり恋愛経験も乏しいので、女性の恋慕に
どうコメントしていいのやら・・・(v_v)/
しかしながら、恋愛の喜びと哀しみが、滲み出ている歌ですよね。
「夏の夜(よ)は まだ宵(よい)ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ(ん)」
清原深養父(きよはらのふかやぶ)
注意)当時使用した、国語の古典資料を参考に、表記しております。
夏の夜というのは、宵のうちに明けてしまうものだ。
月はいつも、雲の中のどこに隠れてしまうのやら。
まあ、太陽も月も毎日地上を照らすのに必死です。
夏は太陽が長く空に居座る分、秋の夜長こそ月の役どころです。
体力温存のため、夏の夜は、月の夏休みなんですね。
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