夢空間〜あまつかぜ・いにしえの100の夢たち「百人一首の優雅な世界」〜第17回
それでは、第17回の歌を見ていきましょう。
「難波潟(なにわがた) みじかき芦の ふしの間も あは(わ)でこの世を 過ぐしてよとや」
伊勢(いせ)
注意)当時使用した、国語の古典資料を参考に、表記しております。
難波潟に生えている芦の、短い節と節の間のようの、短い時間でさえ、
逢うこともなく過ごせとおしゃるのですか。
伊勢も、三十六歌仙のひとりですね。
難波潟とは、今の大阪付近の海の古称です。
「わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思う」
元良親王(もとよししんのう)
注意)当時使用した、国語の古典資料を参考に、表記しております。
思い悩み、今は身を捨てたのと同じです。難波にある澪標のように身を尽くし、
身を捨ててでも、貴方に会いたい。
「みをつくし」とは「澪標」と書き、船の進路を示す海中の杭です。
「身を尽くす」をかけた表現で、他の歌にもよく出てくる言葉です。
どうやら、秘密に恋をしていて、それがバレたあとに相手の女性に贈った歌だとか。
まあ、恋心の歌は、百人一首の定番です。
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