タンポポ(蒲公英)
Since 2006/04/15


 日本には約20種類のタンポポが野生し、江戸時代にはエゾタンポポやカントウタンポポから観賞用園芸品種も作られていたそうです。それが現在では外来のセイヨウタンポポに圧倒され、特に都会地では日本種はほとんど見られないといわれています(週刊朝日百科「世界の植物vol.1」より)。

 セイヨウタンポポは明治時代、札幌農学校創立当時の教師ブルックスが野菜用に北米から種子を入れて栽培したものが野生化したといわれています。

 若葉は重曹を加えて湯でよくあく抜きをしてから食べます。あくが強いので、胡桃和え、辛子(からし)和え、バター炒め煮等、濃い味付けに適しています。根は千切りにして水に晒し、キンピラ風に、炒り煮にします。乾燥した根を炒ったものはコーヒーの代用として、カフェイン過敏の人に飲用されるそうです(日本薬草全書より)。

 次の写真は2006年4月14日に我が家の水田(兵庫県相生市)のあぜで撮影したものです。左から2枚目の写真を見ると、つぼみの総苞の外片が内片から剥がれて反り返っています。このことからセイヨウタンポポと分かります。日本種の場合は内片にぴったりとくっついています。

(写真はクリックすると大きくなります。)


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