クワ(桑:スイートマルベリー)
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Last updated on 2008/02/26


 2005年5月に園芸店で買って実家(兵庫県相生市)の庭先に植えたクワです。約40年前の学生時代、富山県山間部の廃村で、仲間数人と桑の実をタラフク食べた経験があります。その記憶がよみがえって、衝動的に買ったのでした。商品ラベルには「スイートマルベリー」と書いてありました。マルベリー(mulberry)は桑の実の英名です。

 翌年(2006年)から果実が生りました。昔食べたものより水分(汁気)が少ないような気がします。生育環境や品種の違いがあるのかもしれません。私の舌の記憶が風化している可能性も考えられます。

 世界大百科事典(平凡社:1972年)によると、「一般には、クワ属に属する植物を総称してクワという。(中略)現在栽培されているクワで農林統計に出ているものは200種、そのほかのものを加えると1000を下らない。」そうです。私の「スイートマルベリー」も、そのようなクワの中の1種だと思っています。

【追記】2007/06/09 桑椹酒

 日本薬草全書(水野瑞夫監修、新日本法規出版)を見ると、「桑の実には滋養強壮作用があり、肝臓・腎臓の機能を高め、腰痛や便秘、体の弱りに用いられる。桑の実を酒に漬けた桑椹酒(そうじんしゅ)も、その意味から不老長寿の効があるとして用いられる」 と書いてありました。それならと思い立って今日、桑椹酒を仕込んでみました。方法は梅酒などの果実酒と同様です。比率は完熟した桑の実100cあたり、ホワイトリカー(35%)300ミリリットル、氷砂糖20cにしました。完熟した果実は結構甘いので、氷砂糖はもう少し減らした方が良かったかもしれません(半年後に試飲結果を報告予定)。右から2枚目の写真は仕込む直前の果実の一部(これで約200c)です。

【追記】2008/02/26 桑椹酒の試飲

 昨年6月に仕込んだ桑椹酒を、水とお湯でそれぞれ約3倍(推定アルコール濃度:8〜10 %)に割って飲んでみました。どちらもクセのない味でした。桑の実の風味は、水割りの方が強く感じましたが、それも口に含むと分かるという程度でした。酸味も弱く、お湯割りは少し刺激が足りませんでした。濃度を上げた方が良かったかもしれません。甘味は、私の好みどおりでした。右端の写真の右側のグラスが原液、左側が3倍希釈後です。 

(写はクリックすると大きくなります。)


2006/06/09


2006/06/09


2007/06/09


2007/06/09


2008/02/25


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