赤穂シティマラソン・10`の部 誘導ミスで距離短かった
2014/11/26   神戸新聞

 赤穂市で11月9日にあった「第4回赤穂シティマラソン大会」の10`の部で、同市などでつくる実行委員会がコースの誘導を誤り、完走者全870人の走る距離が約400b短くなっていたことが分かった。

 実行委は大会ホームページにおわび文書を掲載。タイムが速いのを不審に思った一部の出走者から問い合わせがあり、謝罪したが、実行委側から出走者に直接連絡する予定はないとしている。

 また、コースが短くなっても「全員が同じ距離を走っているため、レースは成立する」とし、順位の取り消しはしない方針。

 実行委の事務を担う同市スポーツ推進課によると、誘導ミスは、スタート地点の赤穂城南緑地陸上競技場(同市加里屋)で発生。本来はトラックを1周した後、さらに3分の1周を走った地点から場外に出るところを、3分の1周だけで全員が場外に出てしまった。

 競技役員が1周目で場外に出ないよう誘導する予定だったが、ハーフマラソンのスタートに遅刻する選手が続出して対応に追われ、誰も誘導しなかったという。誘導用の器具も適切に設置していなかった。

 赤穂市では、市などが3年前に開いた「赤穂シティマラソン・プレ大会」でも誘導ミスがあり、選手数人が失格となった。

(小林伸哉)



【とんび岩のコメント】

 実行委員会は、出走者からの問い合わせがなかったら、距離が短かったことを「頬かぶり」するつもりだったのかどうか。それが気になる。大会ホームページにおわびの文書を出したのは、問い合わせがあった前か後か?。競技役員は当日すぐにミスに気付いたはずだが…。

 この種の市民マラソンの参加者にとっては、順位よりも自分のタイムが大事なのではないだろうか?。「全員が同じ距離を走っているため、レースは成立する」という感覚には違和感。

 記録が陸連に公認されるためには、競技役員の中に日本陸連の公認審判員の資格を持った人が一定数必要なはずだが、その人達はどうしていたのだろう。あるいは、もともと記録の公認されない非公式なイベントだったのだろうか?。


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