相生市のJAあいおいが所有する市民農園「海のみえるやさいばたけ」(同市野瀬)にこのほど、太陽光パネルが可動する発電設備が設置された。
農業と発電の両立を目的に、太陽光発電事業を手掛けるフジプレアム(姫路市)が設置。高さ約5bの支柱に取り付けられたパネルが、太陽の動きに合わせて角度を変える「追尾型発電システム」で、約1140平方bの敷地に4基が取り付けられた。
一基につき、発電パネル(縦約1b、横約1.5b)が20枚取り付けられ、出力は4基で計17.6`h。年間約80万円の売電収入を見込む。
従来のパネルが固定された発電設備よりも発電効率が向上し、日陰が分散されることで、パネルの直下でも農作物の生産が可能となるという。
JAあいおいの水野一郎参事(52)は、「発電の収入を、耕作地に維持に役立てたい」と話している。
(杉山雅崇)
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