ベッコウアメバチモドキ
Since 2007/4/14



 2006年の秋、実家(兵庫県相生市)で庭木の手入れをしていてヤママユガのまゆを見つけました。持ち帰ってガラス戸付きの飾り戸棚の中に入れ、そのまま忘れていました。

 2007年4月12日、その飾り戸棚の中に、見慣れない昆虫の死骸があることに気付きました。ヤママユガとは明らかに違います。インターネットで色々調べて、縦に扁平な腹部の特徴から、ハチの仲間のベッコウアメバチモドキと見立てました。この飾り戸棚のガラス戸は通常閉めているので、昆虫が外部から迷い込む可能性はほとんどありません。どうやらヤママユガのまゆの中にハチの卵が仕込まれていたようです。

 まゆは、小枝に付いている端が黒く変色し、小さな穴が空いていました。持ち帰ったときは穴も変色もありませんでした。穴の部分からまゆを切り開いてみると、中にヤママユガのサナギの死骸があり、その尾部にはベッコウアメバチモドキが出てきたと思われる穴が確認できました。

 このベッコウアメバチモドキは、ヤママユガのサナギを栄養にして無事に育ち、まゆの外へ出でたけれども、ガラス戸に阻まれて自然界へは戻れず、飾り戸棚の中で短い生涯を終えたようです。 

(写真はクリックすると大きくなります。)


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