金 華 山 ( 329m)346座目

平成 17年 7月 8日 (晴れ)                                     
 

 


 登山コース  
      岐阜公園〜馬ノ背コース〜山頂〜瞑想の小径〜岐阜公園
 

             登山道の案内板


 




    めい想の小径登山口



 


 
馬の背コースは健脚向

 いつも達目コースばかりから登るのは、岐阜公園側の
 登山口周辺はロープウエーを利用する観光客と同じ場所
 なので静かに山歩きが楽しめないものとずっと敬遠し
 ていた。
 しかし、一度くらいはにぎやかなコースを歩いてみるのも
 いいかな、と思いつき登山口の岐阜公園に着いた。
 
 公園駐車場(300円)の入口が分からずもたついたが
 なんとか到着した。入口の案内板を見ると登山道は
 4コースあったが、めい想の小径から分岐する健脚向き
 の馬ノ背コースからの上ることにした。
 所要時間40分、と書かれているからしれている。 

 

          
 

 

 目標6千回?


  気温は高いが木陰の道なのでうだることはない。
  昼も過ぎて今頃登る人もいないだろう。
  ところが急登の岩場まで来ると前方にゆっくり上る
  男性がいた。追いついて声をかけたらずいぶん年配の
  方だった。
  ザックも持たず身軽な格好なので地元の人なのだろう。

  
「よく登られるんですか?」
  
と聞くと、
 
 「あぁ、雨の日も毎日登ってるわね、アハハ」
 
 「金華山は日課で登る方が多いと聞いてますが」
 
 「もう3千回以上やけど6千回は登るつもりやがね」
  
  ここで足がピタリと止まった。
  
「へぇー、じゃ若い頃からずっと・・・」
  
「いやいや、始めたのは67歳からやわ」
 


 



         中仙道を辿り御岳へ
 

 家
からく?

 
  
「岐阜市内の方ですか?」
  「家から片道7キロあるけど歩くんやわ」
 
 「うわぁ、よく歩かれますねぇ」
 
 「伊吹山や御岳も家から歩いて行ったがね」
 
 「へぇ〜あの御岳まで歩くんですか凄いですね」
  
「四国の山に登った時も家からずっと歩いたわね」
  「え?四国って・・まっまさか〜」
  「四国はたくさん山があって面白いとこやったねぇ」

  何処に行くにも車が当たり前の世の中なのに、並大抵の
  根性でできるものやない。いったいこの人、何者?
    
  同じ山に上り続ける登山家はよく耳にする。過去に谷川岳
 
 2千回挑戦の達人や、錫状ヶ岳に年に百回登る山女さん
  出会った時も、世の中には純粋に山と向かい合いながら
  生きる人が本当におるもんやなぁ、と感動したが、
  低山とはいえ6千回に挑戦中とは恐れいいった。


      


 








     馬の背コース岩場にて

 
  何
でそこまで

  しかもその生活習慣は・・・
  朝1時に起きて写経、午前中は地域のボランティアをこなし午後から
  来て毎日登る。今は1時間かけ登っているが、80歳代は1時間半、
  100歳までには2時間かけて登れる体力を維持する、というもの。

   「65歳まで働いたが山登りにはまったく興味がなく、リタイア後に更に
  介護の仕事を2年間続けた。ところが病んだ老人の末路を見続ける
  うちに人生観が変わり、与えられた生涯を心身共に健康で過ごす
  ため社会奉仕と山歩きを始めた」と穏やかな口調で話してくれた。
     
  世間に目をそむけ、いい気になって山歩きしてる頭にバシャーと
  冷や水をかけられたような気分だ。話し込んでいるうちに、
  威張る事もなく、社会の風潮にも媚びず、自然体で金華山に通う
  人生の先輩の気骨と優しさに触れてちょっぴり心が洗われた。
  

  

 


 めい想の小径のビューポイントから岐阜市内と長良川を望む


                                                                   


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