大 辻 山(1,361m) (789座目)
平成20年 5月 21日 (晴れ)
新緑の稜線と立山大展望♪
大辻林道長尾峠から上る。新緑の稜線は初心者向きのコースだ。
下りの白岩川コースは荒れた谷だがどちらも標識があり迷うことは
ない。山頂は聞きしに勝るパノラマで白い立山連峰を一望できた。
■登山口〜山頂標高差約431m白岩川コースを下る
本道登山口(9番) (9:30)
長時間のドライブは腰痛持ちに堪える。
車から降りると痛みから開放されて
ほっとする。
準備 を始めると山菜取りに来ていた
おばちゃん達から
「登山口はもっとずっと上だよ」
ここは来拝山への登山口だった(^_^;
こぶしも咲いてる
おじさんに礼を述べ、
「じゃあ、白岩川コースから上ろう」と
林道を歩き 本道登山口付近まで
下ると単独男性登山者と会う。
「白岩川コースから上る」と言うと
「昨年上ったけど荒れてますよ」と
その男性は怪訝な顔をする。
この一言で気が変わった。
やっぱり登山ガイド通り本道コースから
上ろうか…(^_^ゞ
家を5時30分に出る。
走行距離約230km…
東海北陸道飛騨清見から飛騨市を抜け
41号線を走り、途中朝飯休憩を挟んで
登山口まで3時間半かかった。
少年自然の家の前を通り林道をしばらく
走ると道脇にトイレがある。
「ここが登山口のようだな…」
稜線に咲くツツジ (9:45)
林道をさらに車で上がり長尾峠へ。
ここもトイレと駐車場があり、林道8番の
標識がある。「ここが登山口だったか」
すると今度は地元のおじさんが現れ
「この先下った9番が本道登山口だよ」
と教えてくれた。
さらに下山する予定の白岩川コースは
「上りが基本で下りは危ない」とまで
アドバイスしてくれた。
カンバ平でポーズ (10:15)
大きな標識 (10:40)
さらにイワウチワが群生する急斜面
を上ると北尾根ルートと合流する。
ここからは新緑に映えるブナの
稜線とわずかな残雪を踏みしめ
山頂に到着する。
尾根の登山道は標識や目印もあり
整備されている。ブナの巨木やツツジ
やイワイチワを眺めながら自然林の中を
快適に歩ける。
広く平坦な休憩に適したカンバ平を
過ぎるとロープの急登もあり登山口
から約1時間で6番標示に着く。
この辺りまで上ると木陰から陽に
白い立山の山並が垣間見えてくる。
「うわっ、真っ白だ」
イワウチワの群落 (10:50)
大辻山頂上 (11:05)
同じコースから上った地元登山者
に「剱岳の奥に白馬岳が見えて
いるはず」と教えてもらう。
雄山と浄土山
朝、林道を歩いていた学校登山隊
がそろそろ上ってくる。
名残尽きない光景だがそろそろ
腰を上げ下山とする。
パノラマ画像はこちら
下り始めると下から子供達の声が
聞こえてきた。
元気な声で挨拶する子、息絶え絶え
でしゃがみこむ子、
将来の日本を背負うたまごたち、
ちゃんと体力を鍛えて頑張れ!
荒れた白岩川コースへ (13:10)
狭くえぐれた谷の中は圧迫感があり
初心者向きではなく緊張するが、
谷沿いに花々を見つけると、ほっと
癒される。段差のある巨岩にかかる
縄梯子を下りるとまもなく登山口の
林道に出る。やれやれ・・・
「変化満点、花も見れ楽しかったわ」
と山の神はニコニコ顔だった。
大辻山頂上は東側が切り開かれた
小広場になっている。
展望は圧巻!
立山の名立たる山々が視界の中に
入ってくる。
山座同定… (11:10)
立山主峰をこの方角から、しかも
こんなに間近に眺められるなんて
眺望は1級だ。
「はるばる富山まで足を運んだ
甲斐があったなぁ…」
室堂平のターミナルもハッキリ見える。
昨年秋の立山登山に思いを馳せ
ながら1時間のランチ休憩、、、
そろそろ下山(12:10)
学校の登山隊 (12:20)
下山は北尾根コースから沢沿いの
白岩川コースへ下りる。
目印が所々にあり迷うことはないが、
岩ゴロゴロの沢は歩きにくく足元を
固めながら慎重に下りて行く。
縄梯子の難所 (13:40)
白岩川コースに咲く花
キクザキイチゲ
山頂からの展望
シラネアオイ
毛勝三山 剱岳〜大日岳(中央)〜立山主峰
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