主人公であるジュンウォンという青年は韓国の情報部員。その彼が謎の女スナイパーを追いかけるという話。全編を通して緊張する サスペンス・アクションとでもいうべき作品ですが、その中でも主人公ジュンウォンと恋人ジャンキルの恋愛関係も描かれています。 地元・韓国ではタイタニックを上回る人気だったとかで、実際見てみても、ハリウッド映画に勝るとも劣らないアクションシーンは見事 でした。日本でも昔、「ホワイトアウト」っていうテロリストが出てくるアクション映画がありましたが、少なくともあれよりはよかった です。特にラスト近くの韓国と北朝鮮のサッカー交流試合のシーンは圧巻。主演女優のキム・ユンジンはそんなに美人というわけでは ありませんが、テロリストの演技は結構ハマってました。ちなみに、「シュリ」とは確か魚の名前(無論韓国語)だったはずです。一度見 て損はない映画です。
はっきり言ってメチャクチャな映画です。ストーリーは、熾烈な覇権争いが続く高校、火山高に転校してきた主人公、ギョンス(チャン
・ヒョク)が学園の抗争に巻き込まれ、師備忘録と呼ばれる究極の武術の極意書を巡ってケンカをするという内容。その内容もすごいです
が、アクションシーンのCGの多様はマトリックスを思わせます。ストーリー展開はまるでマンガのドラゴンボールみたいな感じです。
ただ、メチャクチャな内容なのに、どこか親しめるのは、この映画が日本的な部分があるからかもしれません。登場する高校生たちは日本
でも実際にいそうな茶髪や金髪、ロンゲの不良たち。それにヒロインのユ・チェイ(シン・ミナ)が所属するのは剣道部。日本と同じよう
に剣道着着て、竹刀振ってますし。
最新のCG技術とハリウッド顔負けのワイヤーアクションが随所で見られ、視覚の上では非常に楽しませてくれる映画です。また、所々
に散りばめられたとぼけたユーモア感覚も面白いところ。ちなみに主演のチャン・ヒョクは韓国ではテレビや映画で活躍する若手スター。
ヒロインのシン・ミナはずいぶん綺麗な人だな、と思っていたらモデル出身でしかも出演者の中で唯一の現役女子高生だそうです。敵とな
る教師側の五人衆の強敵はいずれもベテラン俳優たちで、中でも数学教師マー・バンジンを演じるホ・ジュノの圧倒的な存在感と一種の
凄みは見物です。
賛否両論ありそうな映画ではありますが、それでも韓国ではオープニング3日間で47万人を動員し、最終的に150万人以上を動員す
る大ヒットに繋がったとか。日本人が見ても全然違和感がなく、映画というより、日本のマンガでも見ているような感覚でした。ある意味
、日本にはない映画かもしれません。
この映画は管理人が自信を持ってオススメする映画です。公開当時から色々と話題に上った映画でしたが、実際に
見てみると、本当に面白い。笑いのツボを見事に押さえているし、何よりも「猟奇的な彼女」が可愛らしい。恐ろしく凶暴で、生意気、
男勝りで、平気で人の顔をぶっ叩き、「ぶっ殺すよ!」を連発する最凶の彼女ですが、その反面、正義感が強くて非常にキュート。こうい
うヒロインはこれまでの映画にはまずいなかったので、すごく新鮮でした。
また、「彼女」役のチョン・ジヒョンがすごくイイんです。すごく美人で、スタイルもいい。一見すると非の打ち所のないような彼女が
ものすごく凶暴で、手のつけようがない。そんな困った彼女に振り回される人のいい彼氏役、チャ・テヒョンもいい演技をしてました。
やっぱりこの手のヒーロー、ヒロイン像ってのは、どこか日本やアジア圏で確立されやすいというか、ハリウッドやヨーロッパではあまり
見かけない感じがします。そういう意味では、韓国もやはり日本に近い部分が多々あるな、と見受けられました。
私個人としては、チョン・ジヒョンがすごく好きなので、やはり彼女の演技がすごく光っていたのが印象的でした。アメリカ万歳的な
ハリウッド映画にはもう飽き飽きしている、という方には特にオススメできますね。基本的にはラブストーリーですが、それを感じさせな
いジェットコースターのような疾走感のある面白くて、引き込まれるストーリーにも注目です。
韓国で30年以上も隠蔽され続けてきた衝撃の事件「シルミド事件」を映画化した作品。ストーリーは、北朝鮮特殊部隊によるソウル大
統領府襲撃事件をきっかけに、極秘の特殊部隊「684部隊」がシルミドという無人島で結成される。彼らの目的は北朝鮮の最高指導者、
金日成の暗殺。そのために想像を絶するような過酷な訓練を3年も積むのだが、訓練が終わり、北朝鮮への潜入の直前に命令が覆され、彼
らは国家に翻弄されていくというもの。
前述のように、この話は韓国で30年以上も国家機密として隠蔽されてきた事件を明るみに出した衝撃作。従って、これはフィクション
ではなく、史実。1968年に実際に684部隊が作られ、31名の訓練生がシルミドに集められ、1971年8月23日には映画と同じ
ように24人の訓練生がシルミドを脱出し、ソウルに向かっている。史実を忠実に再現しているため、あまりにもリアリティーがありすぎ
て怖いほど強烈な印象を与える映画です。
また、出演している俳優も韓国を代表する一流スターばかり。私個人としては映画『火山高』でもいい演技を見せていたホ・ジュノが
今回は部下思いの厳しくも優しい上官役で出ていたので、注目していました。
この映画を見ていると、やはり「国家権力というのは理不尽で、自分勝手」だと思わずにはいられません。人の上に立つ人が人のことを
考えられない。そんな社会はどこの国にも存在すると思ってしまいます。社会派映画とも言うべき濃い題材の映画で、シリアスですが、
歴史を忠実に再現した映画としては、秀逸です。あまりにも壮絶すぎるこの話が真実だということ自体、信じがたいほどです。
『シュリ』で一躍日本でも知られるようになったカン・ジェギュ監督の映画です。この映画はかなりシリアスで、1950年の朝鮮戦争
を真面目に描いた映画です。ストーリーとしては、タイトル通り、朝鮮戦争に借り出された若い兄弟の戦場での交流と葛藤を描いていま
す。上映時間は長いですが、その分、ストーリーには厚みがありますが、何と言っても注目すべきはその残虐なまでの戦闘シーン。かつて
『プライベート・ライアン』という有名な映画があり、この映画での戦闘シーンのリアルさには定評がありましたが、この『ブラザーフッ
ド』の戦闘シーンの描写はそれを上回るものと言ってもいいでしょう。人の腕や足が吹き飛び、傷口にはうじ虫が湧き、気が狂った傷病兵
が仲間に向けて銃を撃つ。そういう戦場の醜さ、惨たらしさをも容赦なく描いている珍しい映画です。
基本的には朝鮮戦争の開始から、兄弟が引き裂かれて、最後に再会するまでを描いてますが、途中の北朝鮮兵の様子や、赤狩りなどの
描写も結構リアルです。また、当時の韓国の農村や街の様子も細かく描かれています。兄を想う弟の気持ち、弟を想う兄の気持ち、これら
が交錯して、複雑な感情を作り出しています。これを見ると、兄弟の絆って大事だな、と思うかもしれません。
日本人には馴染みのない朝鮮戦争ですが、やっていることは太平洋戦争と変わりません。どこに行っても、いつの時代でも戦争は人の
心を引き裂き、踏みにじり、そして人が人ではなくなり、「銃を持った獣」になると私は強く感じました。ラストシーン付近ではなかなか
感動する映画です。
『猟奇的な彼女』で日韓を中心に大フィーバーを巻き起こしたクァク・ジェヨン監督、チョン・ジヒョン主演の映画第二弾。今度のは
『猟奇的な彼女』よりももっと熱いラブストーリーになっている。『猟奇的な彼女』が、ラブコメディに近い軽いノリで見る人を笑わせる
のに対して、この映画は泣いて、笑って、感動できるラブストーリーの傑作。
『猟奇的な彼女』で、怖い女性を演じたチョン・ジヒョンが今度は正義感の強い婦警として登場。犯人相手に殴る、蹴るなどそのパワフ
ルぶりは健在(笑)。対して彼氏役は『火山高』などで有名なチャン・ヒョク。彼は優しい高校教師という役柄。
出会いのきっかけが、窃盗の犯人と誤認して、逮捕してしまうという奇想天外なものだが、そこからが面白い。予想もつかないストーリ
ー展開と、息詰まる犯人との攻防戦、そして美しくも哀しい展開。恋人同士で見ると盛り上がりも倍増するかもしれません。
ちなみに最後まで見るとわかりますが、このストーリー、実は微妙に『猟奇的な彼女』と繋がっています。ストーリーのどこが繋がって
いるかは皆さんの目で確かめてください。まあ、かなり強引なくっつけ方ですが(笑)。
それにしても、チョン・ジヒョンみたいな婦警さんがいたら、大変ですね。男としては目のやり場に困るし、「逮捕されたい」とか思っ
てしまいます。婦警姿も結構ハマってます。やはり美人は何を着ても似合うんですね。
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