ドラマの映画版

【踊る大捜査線 THE MOVIE】

公開: 1998年
製作: 日本
監督: 本広克行
出演: 織田裕二(青島俊作)、柳葉敏郎(室井慎次)、深津絵里(恩田すみれ)、いかりや長介(和久平八郎)、水野美紀(柏 木雪乃)、ユースケ・サンタマリア(真下正義)、佐戸井けん太(魚住二郎)、北村総一朗(神田署長)、小泉今日子(日向真奈美)、筧利 夫(新城賢太郎)ほか
グラフィック: 75点
ストーリー: 80点
キャスト: 90点
音楽: 85点
演出: 85点
総合: 80点

 ご存知、人気ドラマの映画版です。実は私、リアルタイムでこのドラマを見ていなかったもので、あとでビデオで借りてドラマ版を見て それから映画を見ました。ドラマと同じく、相変わらず青島(織田裕二)が暴走しています。
 このドラマ、映画でもそうですが、警察ドラマというものを従来の視点と変えて見ているところが面白いです。つまり、警察も所詮は 公務員であり、所轄に縛られ、自由な行動が取れない。また、警察官僚がトップにいて、裏で汚いことをやっているという部分をよく 描いていて、警察官がただのかっこいい憧れの職業などではないことがよくわかります。
 あとは所々に散りばめられている妙なノリのギャグが面白いです。今回のドラマでは和久さん(いかりや長介)が割と活躍しているよう に見えました。室井さん(柳葉敏郎)は相変わらず渋い顔をしていますが。圧巻だったのは犯人の一人として登場した小泉今日子。かなり 不気味な役柄なのに、本当に迫真の演技で、気持ち悪くなるほどでした。本当に小泉今日子だとはしばらく気づかないほどに。
 全体的にしっかりとした造りではありましたが、ただ難点を言うとすると、やはり「お約束」的な部分が多かったかな、と。最後の青島 が刺されるシーンなんて、先の展開が読めてしまいましたよ、私は(笑)。大体あそこで青島が死ぬわけがないと思うのが普通でしょう。


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