Home

3.仕上がりの調整をしよう

1)周辺光量

 周辺光量とは、写真の外側にあたる光の量のことです。この値を大きくするほど、周辺が暗くなっていきます。真ん中の物体を際立たせたいときなどに調整するとよいです。一番左のデフォルト設定と、一番右の100設定を比べてみましょう。一番右の写真の方が、周辺が暗くなった分、真ん中が際立って明るく見えるようになっています。


デフォルト(10)

50

100

2)色の濃さ

 ビビッド、マチュア、モノトーンの3つを選択することができます。マチュアにすると落ち着いた印象の色になりますが、使い方を誤るとただ暗いだけの写真になってしまうこともあります。モノトーンも同じです。効果的に用いましょう。


ビビッド

マチュア

モノトーン

 応用になりますが、モノトーンにして、ホワイトバランスで赤みを最大限に設定すると、下のようなセピア調の写真に仕上がります。

3)露出補正

 露出とは、フィルムに光を当てることです。あてる量を減らせば、左の写真のように暗く、あてる量を増やせば、右の写真のように明るく仕上がります。しかしここに掲載しているのはやりすぎて失敗した例です。露出はちょっと上げ下げしただけで、写真全体の明るさがガラっと変わってしまうので、実は一番扱いにくい部分なのです。調整するとしても0.25ずつ(1目盛り)が無難です。それ以上やると妙に暗かったり妙に明るかったりになってしまいますので。


-1.00

デフォルト(0)

+1.00

4)ホワイトバランス

 ホワイトバランスは全体の色調を赤み、青みに調節できます。-にするほど赤みがかり、+にするほど青みが強くなります。使い方によっては、写真の雰囲気を印象深いものに変えることができる設定です。たとえばブルックリンの夜景では、露出を1目盛り落とし、ホワイトバランスを+1するだけで、ちょっと渋い雰囲気に変わりますし、夕景では逆に露出を1目盛り上げて、ホワイトバランスを−1するだけで、夕焼けの度合いが違ってきます。


-5

デフォルト(0)

+5

→ 4.シャッタースピード!

ナスカ無料ホームページ無料オンラインストレージ