〜非日常体験〜
F



	



「朝だよ・・・いい加減に起きなよ・・・・・」
さっきから小一時間程ノックを繰り返しているのだが、
一向に起きてくる気配が無い・・・
「お〜い、もうご飯も出来てるんだよ〜、
 食べようよ〜」
「もう無いわよ?」
突然後ろから声がした・・・
振り返ると、
いつの間にか食卓についているイリーナと
綺麗に消え去った自分の分のご飯が視界に入ってきた・・・
「・・・色々突っ込みたいけど、
 なんで、僕のご飯が無くなってるのさ?」
「そっち?
 食べたからじゃないかしら?」
「僕は食べてないんだけど・・・」
「知らないわ」
「・・・いつから食べてるのさ?
 さっきまで居なかったのに」
チッチッチッチと指を振り、
イリーナは言った。
「アンタが鈍すぎるのよ。
 最初のノックの時には後ろに居たんだけどね、
 あんまり無視されるものだから、
 先に頂いてたの」
「マジ?」
「本当よ」
こんな事に慣れてきたリディは、
イリーナの分も含めて本日二度目の朝食作りに勤しんだ・・・
無料レンタル無料ホームページ無料オンラインストレージ