〜宵の枝垂れ〜



	

 暗い夜に浮かぶ
 いくつもの薄桃の色
 風に吹かれ
 散りながら
 枝を揺らす
 まるで髪のように
 揺らす  
 その薄桃色は
 まるで
 オーロラのように
 散る
 いくつもの点が
 重なり合って
 一つの幕を下ろす  
 その様は
 美しかった
 明らかに
 美しかった
 その詞さえも
 掠れるほどに  
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