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敦賀半島に山裾を広げる西方ヶ岳・蠑螺(さざえ)ヶ岳の縦走は、
帰りの足が課題となる。

我が仲間内では、ママチャリが三輪車に見えると名高い、
関西の「我が道を行く!」の管理人さんのwolfgangさんの話が伝説になっている。

交通手段のいろは

1.wolfgangさん(H16.11.28)のように、自転車又はバイクを用意する。
2.白影さん風花さんのように、車2台でデポする。(H17.05.08)
3.タクシーを呼ぶ (0770-22-1414)
4.福鉄バスを利用。(一日3便・敦賀駅へ7:49 13:47 18:18 470円)
この場合は8時〜8時半には登山開始していなくてはならない。

で、集合時間を8時にした私達は、第5案のヒッチハイクを念頭に。最低2時間の車道歩きも。
(ジオンさんは、第6案のピストンを考えていたようだ。)
前日に三ノ峰をこの山に変更。展望が望めないなら、雪のない手軽なとこと。
打ち合わせなしなので、互いの思いは炸裂しておりまして。

登山届け変わりのネット報告。
地元のSIVAさんへの届けをジオンさんが夜、掲示板にされていた。
それをみたみれさんがメールを下さり、ひょっとと甘い思いが。
返信もせず寝る。

前回、
三十三間山へ来た時
見知らぬおじさんが

西方ヶ岳はいいよ。

そんな言葉が
耳に残っており
出かけることに。


コケコッコー。朝です。
心配していた、お天気もよさそうだ。
朝、ジオンさんはSIVAさん・みれさん・チーさんと連絡。
携帯の力は大きい。

チーさんからは、助言が。

「日本海側だからか 知らん人を車に乗せるようなお方はおられず、
タクシー呼ぶにも電話も見当たらず(ジオンさんにはそのTELをお教えいたしました)
トボトボ夫と歩いていたら 背後から さっき山で会った爺様連の車に拾っていただいた という 美談! 」 

そんな会話が二人でなされてました。

朝、7:50。自宅に到着したジオンさんが、
みれさんのお迎えがあるよ。」と
仕事が1時に終わったら、来て頂けると。なんとラッキーな。

そんなこんなで、福井県人&尼崎人の暖かい思いを胸に大垣を出る。高速で。
ETC使用できるジオンさんの車利用。
快調に敦賀IC目指す。料金1100円成。

登山口の常宮神社へ迷うことなく 9:10 到着。
準備をすませ、9:25スタート
携帯片手に忙しいジオンさん。そんな姿が今回は目立つ。





尚、水曜会メンバーのytnetさんは、南八ヶ岳を縦走中とのメール
「ピーカンで富士山から北・中央・南アルプス・白山が全快です。
あまり気持ちが良いので、これから昼寝します」と。いいな。
ツクモグサが見たかったよ〜

さて、有給休暇をとられたらぶさんは…?

9:25 スタート(常宮神社の駐車場)

民家の赤いマツバギクの色がが鮮やか
電柱上部に登山口の看板があり左折。
民家を抜けると、鉄塔の建つ山が。大きな岩が目立つ。
アスファルトの整備された道に沿って歩く。

      

よく整備された、階段状の坂が続く。
結構長く、傾斜もある。周りの木々や花を見ながらで
写真撮影に余念がない。
黄色・白色のかわいい花・ササユリ
今回最も目にした「ツクバネウツギ」がかわいい。

         

9:50 奥の院展望所
25分でかなり高度を上げた。
敦賀湾の展望が開ける。(決して、駿河湾ではありません。1.5の視力でも見えないでしょう)
船が動く波模様がきれい。
遠くは霞んでいるが、まずまずの展望だ。
          

階段がなくなり、平らな快適な歩きに。
かと思えば、すぐ急登と繰り返しながら高度を上げる。
けっこう熱い。

          

爽やかに緑の中の歩きは、心地よく、名前の分からない
白い花(ヒメウツギ?)の花が道を飾っている。

10:25 銀名水
(1時間経過。珍しくジオンさんがやっと半分手前かと)
青いスパッツ。私のを使用。なんかジオンさんカラーのグリーンでないから違和感あり。

岩の間から湧き出ているのか、コップはあるが、
汲んで飲めるような状況ではない。
バンダナを濡らし、汗を拭く。
              

10:50 オウム岩
名前のいわれがよく分からない岩によじ登ると
眼下には、遠く野坂の山が。

    

今回、福井の山を登るきっかけとなった
SIVAさん(みれさんのご主人も)が、大好きな山である。
500m以上は登ってきた。

     

今回一番のいい場所。
こんなに素晴らしいブナ林が待っていようとは。
白影隊が、聴診器で水の音を聞こうとしたのはどの木だろう。
( 物好きにも、風花さんが持参されたのか?)
失言。好奇心及び向学心旺盛な師匠ならではだ。

          

いつまでも続く。時々、涼しい風が吹く。
よく見ていると、独特の花?をつけたカンアオイが何箇所かにみられる。
コアジサイもきれいだ。

       

時々、傾斜のキツイ登りもあり、気分はいいが、
足は昨日の筋肉痛で痛い。



手入れがされていて、サイドの笹を刈られた跡がある。

    

11:35 山頂に到着 (764m)
随時、みれさん・SIVAさん・チーさんに経過報告するジオンさん。

こんな景色が見れるとは し・あ・わ・せ。
(右横に展望岩への道がある)

昼食は先のさざえででもと、先を急ぐ。



折角登ったのに、下るのは忍びない。
下りは早い。
珍しい、白いキク科の花が。(タカネコンギク似)
      

日当たりのよい所から、後ろを振り返ると、西方ヶ岳は遠くにみえる。
アップダウンを繰り返し、自然豊かな林の中を歩く

      

12:00 カモシカ台分岐

ジオンさんが、「こんな看板があるけどどうする?」と。
私「えっ?」
山頂パスの私のこと、寄り道はしないのかなと思っていたようだ。

尼池3分。カモシカ岩5分。寄ってきましょう。



尼池 (水芭蕉自生地)
大きな葉っぱの水芭蕉が狭い池にびっしり。
それよりも、タニウツギのトンネルが見事。
今が盛りでそれはきれい。
       

12:10 カモシカ台

下に美浜原子力発電所がある半島から
三方五湖方面の景色がなんとも言えない。感激のあまり写真にも写らない。

      

ヤマボウシ・つつじのお花に囲まれて
ランチタイムとする。
風が心地よく、汗が乾いていいが、長居は寒くなりそう。

サラダたっぷりの冷やしうどんやヨーグルトをいただく。
( 毎回山ヒモさせてもらってます。感謝 )

去りがたいが12:40ここを発つ

         

左写真の真中がさざえか。まだ先は長い。
うっそうとした木々に木もれ日がさす。
ツクバネソウが咲く。
そしておまけの、ニョロリンが。「ギャ〜」
これを弾みに30分の所を20分で山頂へ

                 

13:00 さざえヶ岳

うぉ〜。水島がエメラルドグリーンだ。
ジオンさんの歓喜が伝わる。
「もう降りるの?もっといたいよ〜。後もう少しと。」

     

ふたつ向こうの山が西方だ。
所々にこんな岩が。まるで燕岳ね。

13:05 この具合だと、3時の予定が、2時にはなんて。
下山を45分と計算。が長命水までの30分を足すの忘れてた。

ジオンさん、みれさんの携帯にメールを。(ほんとにすみませんね。)

      

13:20 一枚岩の手前の大岩
こちらからの展望もまたいい。〜13:25

えっ。もう一つ山越えするの?
まだ、1時間はかかりそう。約束のお迎え時間には…??
    

13:45 長命水

沢で飲めそうな水は出ていない。
乾いたバンダナをここで濡らす。これからは沢よね。(まだ経験はない)

          
 
快適に下ってはいるが、まだまだ、高度は高い。
こんな展望はいい。(山頂から2.5km)
遅れそうなのでメールを。
         

ごろごろした岩ありの下り。
その後は、滑りやすい荒れた登山道。ロープが多い。

        

14:20 沢へ 顔を洗う。水音が心地よい


鉄塔を過ぎた辺りで、みれさんがお出迎え。
痺れをきらされたことでしょう。すみません。

14:35 無事下山。
フタリシズカ・シライトソウ・ギンリョウソウにも出遭いました。



約8kmのコースの一部


みれさんの車に乗り込み、バス停の位置を確認し
敦賀市内のガストでおしゃべりを。

関西訛りの声に、土地の方の優しい思いに触れた一日でした。
















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