My Favorite Songs Of Moto

佐野元春の数多くの歌の中で、僕が特に好きな曲を紹介するコーナーです。フェイバリットソングベスト10と現在作った元春曲集をここで紹介したいと思います。

My Favorite Songs Best10

1位 カム・シャイニング-Come Shining-
僕がこの曲をはじめて聞いたのは、「ザ・ゴールデン・リング」に収録されているヴィジターズ・ツアーのライブバージョンを聴いた時だった。そのとき強烈な印象を放っていたのが、当時のギタリスト・横内タケの爆裂ギターソロだった。何度も聴いていくうちに この曲にはまってしまったのだ。詩の中身はニューヨークの日常風景を描いたような感じで、大都会の息吹、鼓動というのを感じさせるナンバーだ。後にオリジナルバージョンも聴いたが、こちらはファンキーなヒップホップという感じで、ギターも控えめな感じがしていたように思う。 僕がこの曲を好きになった要因として、やはり横内タケのギターと元春の叫ぶようなボーカルスタイルが大きい。あげくの果てに、このホームページのタイトルにも使わせてもらってしまった。ちなみに僕が聴いているのは、やはりライブバージョンだ。「ヴィジターズ・ツアー」のDVDにも この曲は収録されていたが、エンディングの方で横内が歯でギターを弾いているシーンがインパクトがあった。「ランド・ホー!」で横内と長田進がギターバトルを繰り広げていたのもこの曲である。二人揃ってハードコアなギターソロを展開していたのが非常に強烈なインパクトを放っていた! ちなみに僕は、ホームページ更新のときはこの曲しかかけていない。それくらい大好きなのだ。

2位 ガラスのジェネレーション-Crystal Generation-
この曲は、聴いていてものすごく痛い曲だった。特にそう感じるのが、最後の方の「つまらない大人にはなりたくない」というフレーズなのだ。だが、僕はこの曲が「サムデイ」「ヤングブラッズ」「約束の橋」以上に大好きなのだ。なぜかというと、元春の曲の中で思春期の心情をストレートに 吐露している曲だからである。基本的に元春の曲は詩の意味を考えさせるものが多いが、これは数少ない心情吐露型の歌だ。この曲からさらにストレートさを増していったのがおそらく尾崎豊だと僕は思う。
 ところで、何故この曲を聞いていて痛い感情が起こるかなのだが、この歌を聴いていると「今の僕は、つまらない大人なのだろうか?」と思ってしまうからなのだ。これから先決してそうはなりたくない、と僕自身思う。


3位 ストレンジ・デイズ‐奇妙な日々-Strange Days-
僕の日記のタイトルに使っている曲で、日記を書く時は常にこれをかけている。この曲を最初に聞いたのはやはり「ザ・ゴールデン・リング」で、東京ビーバップの猛々しいホーンが強烈な印象を放っていた。オリジナルはフォークロックっぽい感じだったが。詩の中身はさりげない感じだが実はかなりシリアスで、何かが動き始めている中、 君はどうする?というような問いかけのような感じだ。だが、僕の場合「あずまんが大王」(作:あずまきよひこ、メディアワークス刊)を読んでいる時にもこの曲をエンドレスでかけているので、松波的「あずまんが」テーマソングにもなってしまった。キャラクター達の日常風景が非常に奇妙な感じがしていて、 この曲が妙にマッチしていたのだ。今はアニメ版の主題歌「空耳ケーキ」と、これをかけているのだが。

4位 彼女の隣人-Don't Cry-
僕が初めて買った佐野元春の作品でもある。さりげない歌詞の中に、非常な寂寥感と優しさという、相反する雰囲気を感じた。またまた恥ずかしい話だが、僕が初めて書いたライト官能ノベルのタイトルがこれだ。ああ、書くんじゃなかったかな。ちなみにLAドジャースの野茂英雄投手の愛聴曲だ。

5位 約束の橋-The Bridge-
元春最大のヒット曲がこれ。歌詞も前向きな感じがして、ポジティブに進んで行こう、というメッセージを感じる。過去を肯定し、またこれから自分が進む道を信じる。これがこの歌のテーマだ、と僕は思う。

6位 新しい航海-New Voyage-
この曲は「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」収録のオリジナルバージョンと「ノー・ダメージU」収録のニューバージョンがあるが、僕が好きなのは後者のバージョンだ。オリジナルより、曲の展開が壮大になっているのがその理由。

7位 サムデイ-Someday-
元春といえばこれ! というほどの名曲で、僕ももちろん好きである。初めて聴いたのは高校生のときで、JR東海「ファイト!エクスプレス」キャンペーンのCMソングとしてオンエアーされていたのを見たのがきっかけだった。今思うと、この曲を聞いたのが元春にはまるきっかけだったのかなという気がする。

8位 ハートビート‐小さなカサノバと街のナイチンゲールのバラッド-Heartbeat-
この曲も初めて聴いたのは「ザ・ゴールデン・リング」のバージョン。長田進のギターで始まるイントロ、ダディ柴田のサックス、元春とメロディ・セクストン、マクサンヌ・ルイスのコーラスのコントラスト、長田のギターソロ、それらがこの曲をより幻想的な感じに仕立て上げていた。この曲は「ザ・ゴールデン・リング」のバージョンの印象が非常に強く、オリジナル バージョンを聴いた時違和感を感じた覚えがある。

9位 GO4
「ヴィジターズ」収録曲以来のラップナンバー。元春自身が、ドラゴン・アッシュやスケボーキングなどの新世代ヒップホップグループからエナジーを感じ取ったことが分かるナンバー。この曲のリプロダクト版「GO4 Inpact」では、ドラゴン・アッシュの降谷建志とBOTSが編曲を担当していて、よりヒップホップ色が強くなった。この曲の魅力を言うなら、戦闘的とも言えるくらいに ストレートな歌詞だろうな。

10位 インディビジュアリスト-Individualists-
アップテンポで、歌詞もまたアグレッシブで疾走感があるナンバー。もともとはスカが基調になっているらしいが、スカってどういう感じなんだろうか。「20周年アニバーサリー・エディション」ではアレンジが変わり、歌詞もちょっと変わっている。オリジナルでは東京ビーバップのホーンが思いっきり入っていたが、ニューバージョンではホーンがなく、オリジナルよりファンク色が 強くなったような気がする。僕が好きなのはオリジナルバージョンだ。

Other Favorite Songs
実を言うと、上に上げたベストテン以外でも元春の曲で好きなのがメチャクチャあるんです。以下は、ベストテン以外で好きな元春の曲の紹介です。

コンプリケーション・シェイクダウン-Complication Shakedown-
1984(昭和59)年にリリースされた伝説のアルバム『ヴィジターズ』の冒頭を飾ったナンバー。オリジナルはファンキーなヒップホップだが、ライブバージョンはファンク、ポップロック、そしてハードロックと凄まじく変化し続けている、ライブでの定番。詩の中身は凄まじくシリアスで、「コミュニケーションの破綻による世界の流動化」を歌っているように僕は思う。そういう面からすると、 この歌は決して古く感じないのだ。今の国内情勢、さらに海外情勢は凄まじく流動的だ。ヒットチャートをにぎわす売れ筋の曲にはない凄みを感じる曲だ。

レインボー・イン・マイ・ソウル-Rainbow In My Soul-
最近の僕のお気に入りの曲。この曲は、詩がいい。青年期を迎え、少年期を振り返るという感じの曲だが決して感傷的ではない。成長することでなくしてしまうものも多いが、それは決して悲観すべきことじゃないのだ、というメッセージがこめられている。僕はこの曲を落ち込んだ気分の時によく聴いている。この曲を聴くことで自分を奮い立たせている。僕が思うこの曲の「虹」の捉え方だが、 希望への架け橋、という感じで捉えている。どんな時でも迷わずに信じた道を行こう。そういう風に元春が語りかけているような気がする。

ナポレオンフィッシュと泳ぐ日-Napoleon Fish Day-
アルバム『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』のタイトル曲。ノリのいいロックナンバーだが、詩の中身はシリアスでちょっと難解。言葉遣いがさりげないが、「俺達は流れ星 これからどこへ行こう」という一節に実はこの歌の真意が込められているような気がする。この歌の通り、本当に世界が形を変えてしまったんだから(具体的に言うと東欧の民主化、ベルリンの壁崩壊)。そして今、方位磁針が針を定められずにいる 状況に陥っている。その混迷の時代への突入を予感した歌なんじゃないだろうか。

アンジェリーナ-Angerina-
記念すべき佐野元春のデビュー曲! ライブでももはや定番といっていいナンバーである。街に生きる孤独な少女の物語、という感じの歌詞にビートの効いたサウンドで聴かせてくれる名曲だ。ライブではしょっぱな、もしくはアンコールで演奏されることが多く、演奏される時は凄まじい盛り上がりを見せる。実際、ミルクジャムツアーでこの曲を聴いた時、僕もブチ切れて「Ho!」って 叫びまくった。

情けない週末
この曲を初めて聴いたのは「ノー・ダメージ」だった。ピアノとストリングスによる荘厳なバラードである。2人の男と女の未来への一歩を示した曲、という風に僕は解釈している。都会の情景をさりげなく描写したような歌詞に、ちょっとした寂しさを感じるのは僕だけだろうか?

ハッピーマン-Happy Man-
アルバム「サムデイ」収録の、ファンキーなロックンロールナンバー。僕が好きな部分は、「世界中のインチキにAi Ai Ai、Swingin' my soul! Soul Yeah!」という部分だ。この部分にこの曲の本質があるんじゃないかな、と僕は思う。インチキなことが多くても、笑い飛ばせ! なんていう感じに聞こえるんだよな。落ち込んだときにはこの曲と前述の「レインボー・イン・マイ・ソウル」を、最近の僕はよく聴いている。

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