Works Of COMPLEX

ここでは、HOTEIと吉川晃司が1989(昭和64・平成元)年、1990(平成2)年の2年間活動していたユニット、COMPLEXの作品を紹介します。

COMPLEX(1989‐昭和64・平成元‐年4月26日リリース、CT32-5443、東芝EMI・イーストワールド)
収録曲
1:PRETTY DOLL 2:CRASH COMPLEXION 3:恋をとめないで 4:Can't Stop The Silence 5:2人のAnother Twilight 6:IMAGINE HEROES 7:CLOCKWORK RUNNERS-時計仕掛けの走者達‐ 8:BE MY BABY 9:路地裏のVENUS  10:RAMBLING MAN 11:そんな君はほしくない 12:CRY FOR LOVE
COMPLEXのファーストアルバム。この作品を聴いた時、僕は正直「GUITARHYTHM」に似てる、という感じがした。というのも、ほぼ全編がデジタルサウンドと布袋のギター、で成り立っているのである。サウンド的な流れではデジタルビートロック、という感じである。この作品では半分以上の曲が布袋の作曲だが、「PRETTY DOLL」「IMAGINE HEROES」 「路地裏のVENUS」「CRY FOR LOVE」では吉川が作曲している(編曲は布袋)。僕がこのアルバムで好きなのは「PRETTY DOLL」「恋をとめないで」「CLOCKWORK RUNNERS」の3曲で、いずれもビートの効いたロックンロールナンバーである。


ROMANTIC1990(1990‐平成2‐年4月18日リリース、TOCT-5660、東芝EMI・イーストワールド)
収録曲
1:ROMANTICA 2:PROPAGANDA 3:LOVE CHARADE 4:1990 5:BLUE 6:MODERN VISION 7:THE WALL 8:NO MORE LIES 9:GOOD SAVAGE 10:HALF MOON 11:DRAGON CRIME(East&West) 12:MAJESTIC BABY 13:AFTER THE RAIN(朱いChina)
セカンドアルバムにして最後のオリジナルアルバムになってしまった作品。実を言うと、僕はファーストよりもこの作品の方がすきなのである。というのは、このアルバムはタイトルが示すとおり1990(平成2)年発表なのだが、吉川、布袋が書いた詩が当時の時代背景をモロに反映している曲が多いのである。例えば「MODERN VISION」はバブル真っ只中から崩壊、という流れを 皮肉っぽく描いているし、「THE WALL」はものの見事にベルリンの壁崩壊、「DRAGON CRIME」は東欧の民主化、さらに西欧におけるネオナチ台頭が題材、「AFTER THE RAIN」は中国・天安門事件を批判した歌である。僕がこの作品で好きなのは「PROPAGANDA」「1990」「MODERN VISION」「GOOD SAVAGE」「DRAGON CRIME」とまあ、ビートの強い曲だらけである。とはいっても、 「1990」は結構詩が前向きな感じがして好きなのである。ちなみに、僕はこのアルバムで好きな漫画を読むときにかけている曲がある。まず、「MODERN VISION」「DRAGON CRIME」は「くろぼね」(作:真鍋譲治)、「1990」は「おねがい☆ティーチャー」(作:Please!&林家志玄)を読むときに主にかけている。つーか、「1990」と「ティーチャー」は話の展開と詩の中身がものの見事にフィットしているように感じた。 こんなことを書いている僕自身がバカなのかも知れんが。


19901108(1991‐平成3‐年1月23日リリース、TOCT-5980、東芝EMI・イーストワールド)
収録曲
1:BE MY BABY 2:PRETTY DOLL 3:NO MORE LIES 4:LOVE CHARADE 5:MODERN VISION 6:BLUE 7:DRAGON CRIME(East&West) 8:PROPAGANDA 9:GOOD SAVAGE 10:恋をとめないで 11:MAJESTIC BABY 12:1990 13:RAMBLING MAN 14:AFTER THE RAIN(朱いChina)
1990(平成2)年11月8日の東京ドームでのCOMPLEX解散ライブ「ROMANTIC EXTRA」の模様を収録したライブアルバム。ちなみに、COMPLEXのライブアルバムはこれだけである。実を言うと、オリジナル盤を買う前にこのライブ盤を聴いてしまったので、このアルバムでCOMPLEXにはまった、というのが本当のところである。解散ライブ、ということもあるのかもしれないが東京ドームの爆発している雰囲気 が伝わってくる作品である。ちなみにビデオもリリースされているが、これはDVDとして再リリースされており、別に紹介したいと思う。


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