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No.3 リブの接着について

 

響板(ギターなども含めて)にリブを接着するときには

響板材が十分に乾燥していることが絶対条件です。

梅雨時、雨の日などは、この作業は避けましょう。

 

湿度が高い日、響板材が十分乾いていない状態で接着してしまうと

後日、響板が乾いて収縮してしまいます。

すると、このように「落ち込み」の状態になり、最悪、響板の張り替えということになってしまいます。

ギターなど、リブの接着の際、はじめから、若干アーチ状に張り込む場合もあるのですが
響板が縮んでしまうと、これも「台無し」になってしまします。

 

 

逆に、響板が十分に乾いていて、後日湿気等で、響板材が膨らんだ場合
このように、アーチ状になります。

これは、場合によっては、好結果を生むことにもなります。

チェンバロ等の響板材が薄い楽器の場合、日本の気候では大抵、この状態になります。

更に、弦の張力の影響で、「波状」に変形していきます。

いずれにしても、響板が収縮して「落ち込み」の状態になることだけは絶対に避けたいものです。

この作業の時は、焦らずに、響板を十分に乾燥させて、よく晴れた湿度の低い日を選んで作業しましょう。

 
 

 











 
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